「名前」に導かれた、私の「使命」
私の名前は「文香(ふみか)」と言います。
今でこそ当たり前に聞きますが、私が子どもの頃は珍しい名前で、人に「変な名前」と言われたこともあります。
そんなわけで名前にはコンプレックを感じてもいたのですが、大学を卒業して仕事を始めると、この名前が一転、印象アップに繋がるようになりました。
小さい頃からモノを書くのが好きで、コツコツ日記をつけたり、詩や物語を書いたりしていました。
でも年を経るにつれて、創作ものを書くより何かを伝えるために書くことに面白さを感じるようになります。
「伝えるために書く仕事」というと、マスコミ。学生時代はそんな単純な考えで就職活動をし、最初は新聞社に入りました。
でも、「他社を抜いてスクープや特ダネを取る」という考えには馴染めず。地方版に載せるような“街ダネ”を書くのに楽しさを見出していたものでした。
もともとは新聞より雑誌の編集者になりたいという思いがありました。それで地方の支局へ転勤が決まりそうになったのを機に、新聞社を辞めて地元のタウン誌の編集部へ転職。「街ダネ」というか、地元の店や人のなどの取材に明け暮れます。
フリーライターになってからも、いろいろなタウン誌やフリーペーパーなどの取材をこなしていました。
取材に行った先で名刺交換をすると、よく
「名前通りのお仕事ですね」
と言われました。子どもの頃嫌いだった名前も、書く仕事をするにはもってこいに変わったわけです。「名は体を表す」と言いますが、「文香」という名前で文章を書く仕事をするようになったのは、ご縁というか必然というか……。
スピリチュアルな学びをしている時には
「名前は自分で決めて生まれて来る。雲の上から地上の親に向かって『私には〇〇って名付けて!』とテレパシーを送ってるんだよ」
なんて聞いたこともありました。
そうだとすると、姉が生まれる時に、当時“雲の上(?)”にいた私の魂は、
「その名前、姉ちゃんにはつけるなー!」
と念を送っていたのかもしれません(^-^;
言葉については「同音異義語」と言いますが、言霊の学びでは「同音の語は同義」と見なします。
なので「氏名=使命」として、名前に自分の生きる目的、意味が隠されているととらえたりもします。
そうやってみると、私が「文香」という名前をいただいて、言葉を操る仕事をしているのは、“お役割”なのかもしれません。
私は今、言葉をこねくり回して書くだけでなく、言葉のエネルギー、言霊を使いこなして人生をクリエイトすることに辿り着き、それを伝えることを「仕事(志事)」としています。ここまできたのも、自分の名前に導かれたところはあるんじゃないかな、と思っています。
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