統一された教育コンテンツではなく、人生にレバレッジが効くコミュニティ型の教育を提供するKnockLearn
こんにちは!KnockLearn 代表の福本です。
本日コホート型コースのトレンドを牽引しているウェス・カオ氏がAndreesen Horowitz(同社投資家)を通じて今年6月に発信したブログ記事の翻訳をnoteで拝見し、KnockLearnが提供している教育も世界で変わりつつあるオンライン教育に乗っかっている部分も多くあると感じたので、その一部をこの記事で書こうかなと思います。
↓教育に関心がある方は必見だなと感じた記事でした↓
現在のオンライン教育の主流とは
東進ハイスクールがオリジナルの映像型授業を世の中に出したのはいつかご存知でしょうか?
実は1991年と30年も昔になります。
現在、Youtubeをはじめとした動画型の教育コンテンツやMOOC(大規模公開オンライン講座)、メディアや一般人のブログなど教育コンテンツは世の中に溢れており、意欲的に学びたい人にとってどこからでも自分の得たい学びを無料ないしはある程度のお金を払うことで享受することができます。
コンテンツ提供者もより多くの方にコンテンツを届け、長く使っていただけるようにコンテンツの質を高めることに精一杯です。
ただ、近年コンテンツの質は高まっているかもしれないですが、このコンテンツは誰の何のためのものでしょうか?
価値を届けたい先は学習者であり、各々が人生をより豊かに生きるための学びを支援する役割が教育コンテンツには存在していると思います。
しかし教育コンテンツを学習者が消費することで、実際に確かな学びを得ている方はどのくらいいるのでしょうか。
例えばジムでトレーニングすることを思い浮かべてみてください。
ジムは鍛えるためのマシンをコンテンツとして提供しているとします。トレーニングする方はマシンで1人でエクササイズするものの欲しい効果を得られる割合は一体どのくらいでしょうか。
フィットネスセンターに新規で通いはじめた5,240名を対象に、12ヶ月間にわたるトレーニングの継続率を調査しました。 (2016年、Sperandeiら)
その結果、継続率は開始から3ヶ月で37%、半年後には14%にまで減少しました。 そして、12ヶ月後まで継続できたのはわずか4%未満だったのです。
このような結果になる原因の多くは動機が曖昧かつ弱いということがあげられております。
この話はコンテンツ型のオンライン教育にも同じように言えることで、おそらく得たい効果を得ている方は数%程度でしょう。
(マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究者が最近行った調査によると、オンラインコースでは5年間の平均で約96%の脱落率があるみたいです)
KnockLearnが提供しているコミュニティ型の教育とは
前述の通り、動機が曖昧かつ弱いと学び続けることは誰でも難しいですが、無料・どこからでもリーチ可能・お手軽という理由でコンテンツ型の教育は今でも多く消費され、学んだ気になっている方や学びに挫折している方が非常に多く溢れていると思います。
そこで我々は学びによって人生をより豊かにしたいという思いを持っている子供たちの動機の発見からそれぞれに適した学びのインプット/アウトプットに伴走する先生と学びを加速させるサービスを提供しております。
これだけだとコンテンツ型の教育とあまり変わらない(一般の消費型教育コンテンツと比べるとより動的ではある)ですが、我々の提供しているもう1つの大きな価値は人生を通してお互いに学び続ける関係性であり、この関係性をコアに持ち長期的な時間軸をお互いに共有するコミュニティ型の教育です。
(先生-生徒の関係性が始まりにはなりますが、年月が経つことでお互いに学びを深めあい交流し続ける関係性に昇華され、1:1で深くお互いに学び合う関係性がKnockLearnというプラットフォーム上で横に広がることでKnockLearnコミュニティが形成されることを描いています)
人生を通してお互いに学び続けることを核に持ち、お互いを励まし合い、知恵を貸しあうコミュニティがあれば、人生を豊かにするための学びが支えられ、人は望むなら持続的に学び続けることができると考えております。
以前家庭教師の起源こそがKnockLearnのありたい姿という記事を書いておりますので、ぜひ気になる方はご覧ください。
KnockLearnが提供するコミュニティに何かしら価値がありそう、人生を通して学びを共にするパートナーがいればいいなという方がいらっしゃいましたらKnockLearn HPからぜひお問い合わせください。
この記事の執筆担当者
福本 英/Fukumoto Akira
兵庫県出身。兵庫県私立白陵高等学校卒業。九州大学経済学部卒業。英・University of Leeds Business Schoolに1年間留学した後、複数の事業立ち上げに参画。スタートアップやVCを経験後、新卒でメガベンチャーに入社。
KnockLearn CEO。