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AGA改善の分かれ道「ほぞを噛む」

「ほぞを噛む」とは「自分のほぞ(おへそ)を噛む事ができない」「やろうと試みてもできない」ということで、比喩で【打つ手がなくなること】です。


私は前記事の【私が改善した治療法】を行えばほとんどの方が間違いなくAGAが改善に向かうと思っています。


ただそんな中でもどうしてもどんどん薄毛が進行してしまう一部の方がいるのも現実で

かなり辛い気持ちになるかもしれませんが、その中でも「残念ながらもう確実に無理であろう」というタイプの方もいます。


そしてそれに間違いなく該当する項目は【二つ】あります。



その一つは

「生涯のヘアサイクルが尽きかけている方」

です。



皆さんもご存知の通り通常一回のヘアサイクルは【約5年ほど】と言われており、そのヘアサイクルが生きている間に【約18〜20回】あるとされています。

加齢による抜け毛など全く考慮しなければ単純に

【90歳分ほど】です。

ヘアサイクルの単純計算値



なので25歳で薄毛になり始める方は25歳までに約5回毛周期が過ぎたとして残り【約13〜15回】ほどでしょうか。

そんな中、AGAになるとそのヘアサイクル一回が最悪【約半年ほど】になる事がわかっています。


なのでその後何もしなかったり治療法を間違ってたりすると、単純に約7年足らずで生涯のヘアサイクルが尽きる事になります。

25歳あたりでAGAになった場合の単純計算値



そうなると「AGAの影響が少なかった部分(基本的にDHTが生成される元となる5αリダクターゼが少ない部分)」はまだ大丈夫ですがAGAの影響で髪が抜けた部分は順次もう髪が生えなくなってきます。


毛周期は毛穴ごとに違う(正確には毛包ごとに違う)ので、前頭部にしろ頭頂部にしろまばらな感じで無毛地帯が進行していく事になると思います。




そして冒頭での二つの項目のもう一つは

「毛包の消失」


です。

「毛包」= 毛を産生する毛穴内の皮膚付属器官


「毛包の消失」とは、毛包が閉じて髪を生やす機能がなくなり、そのまま角化細胞となって表面皮膚から消えていく(アカやフケとなってなくなる)という現象です。




今までは「加齢による抜け毛」によって毛穴の中にある毛包が消失することは医療業界でもなんとなく認識や見解はありましたが


2021年の日本の複数大学とアメリカの大学による合同研究発表(国際科学誌Nature)で、加齢以外の「重大な原因」で毛が細くなって毛包がどんどんミニチュア化して消失してしまう事がわかりました。

もちろんそれ自体はAGAではないのですが「AGAが発症して頭皮に起こる現象」とそれが重なると【相乗効果】でさらに抜け毛に大きな拍車をかける事になります。
そして実際に同時にその影響をモロに受けて薄毛がさらに進行している方は現在たくさんいると思われます。

波平さん状態へ一気に加速化モードとなっています。



その「重大な原因」については少し長くなるのとゲームのキャラクターと同じ名称とかが出てきてまたややこしいので、詳しくは治療法記事の中の【治療法②】の途中あたりには書いてはおりますが

そうやってどんどんミニチュア化して消失してしまった毛包は、残念ながらもう元に戻る事はありません。

徐々にミニチュア化され続けて消失した毛包が自己複製する事はないという事です。

よく「毛穴が塞がってない事」を肉眼で確認して「いやー良かったー」と安心されてる方もいますが毛髪に関しては全く違います。

毛を畜生する「毛包確認」は大学や研究室にあるような「染色によって確認する特殊な画像解析」でないとわかりません。


多くのクリニックはそれをわかっていながら「マイクロスコープ」かで頭皮表面を患者さんに見せて、毛包が消失した部分にも様々な「注射」や「照射」、「器具などによるオリジナル薬液の塗布」などを薦めてくるでしょう。

けど実際には毛包が消失した部分は何をしても回復も改善もしないんです。


改善するのはまだミニチュア化が起きていない部分、もしくはミニチュア化が始まったばかりの部分(薄毛現在の前髪生え際近くや頭頂部に向かう周囲)だけなんです。
※産毛があればそのもっと手前まで回復する可能性が充分あります。毛包は萎縮と再生をある程度繰り返す器官なので。

産毛があれば間違いなくその周辺の毛包は生きてます



生え際がかなり後退した後に眉間近くの額にいきなり髪の毛は生えてきませんよね?


だから私は治療法の記事の中でも

「AGA改善とは今の10%増しほどに回復してそこからの現状維持」

と書いています。

「え?たったの10%…!?」

と思われるかもしれませんが

その10%改善された毛髪含めそのほとんどの髪が成長期(通常80%が成長期)となった時のフサフサ感や満足度は凄まじいですよ。

なぜかというと、その改善前はその回復する10%の髪はもちろん、それ以外の髪のほとんどまでがAGAによる休止期状態だったわけなので

AGA治療での「10%改善&成長期の延長効果」は実際には【50%アップ】くらいに感じます。


【私が改善した治療法】に関しては「参考エビデンスや研究発表、参考記事リンク10以上」&それを省いても「文字数15000以上」の本気記事となってるので、大変恐縮ではありますが少しだけ有料とさせていただいております。
もしご興味のある方は下記よりお読みください。


ドクターやAGA専門家の方にもお読みいただけるととても嬉しいです。



最後に。

「AGA」は治る病気とTVのコマーシャルなどでも謳われていますが、治療法を間違えたり遠回りすると「ヘアサイクルが尽きかけたり」「毛包が消失して」やがては【植毛】を選択する事になったり、そこまでの金銭的な余裕のない方だとそのまま薄毛進行を共にするか、いずれ覚悟を決めて【スキンヘッド】になる事を選択する事になるかもしれません。
※2021年に理化学研究所が「周期的な毛包再生を可能とする上皮性幹細胞の増幅と特定をしましたが、毛包器官再生医療への応用とその実現はまだまだ先の未来となるでしょう。↓


私は【植毛】に関しては全く知識がないに等しいですが、【植毛】を選ぶ場合にも境目の抜け毛を予防するためにもずっと【AGA治療】は並行して続けていかなければいけないと聞いてます。

精神的にはもちろん経済的にもかなりの大きな負担となると思います。

私は早めの正しいAGA治療法でその最終選択肢を選ばなくても済むように、少しでもお手伝いできればなと思ってnoteを書かせていただいています。

今回の記事は

「なぜAGA治療は早めに行うと効果的と言われているのか」

「なぜ遅めな治療になればなる程その後に効果が弱まりやすいのか」

というなんとなくAGA界隈で当たり前のように言われている事に、一番パズルのようにハマる内容だったかとは思います。


特に、最近薄毛に悩み始めたばかりの方への少しでもAGAに対する意識の持ち方に「いい意味」で響いてくれれば嬉しく思います。



最後までご覧くださりありがとうございました。

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それではm(_ _)m

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