日記 10/29
アラームが鳴って目を覚ました。
朝が来ちゃった。今日会社に行くかどうか決めないと。
とりあえずもう一回寝た。
6:30にまた目が覚めて体を起こした。
パパが「会社行くんか?お弁当詰めたるで」と聞いてくれた。「うー」という、「うん」とも「ううん」ともとれない微妙な返事をした。決められなかったから。誰もがどっちやねん!と言いたくなる返事なのに、パパは黙ってお弁当を詰めてくれた。パパほんとごめん、でもナイスすぎる、ありがとうと心の中で言った。
ちょっとでも血行を良くして自律神経を整えようと、朝ご飯は雑炊にした。二度寝して時間ないのに今日はこれは譲れないなと思った。冷蔵庫にカニカマがあったので入れたいと思って手にとったけど、作り置きの酢の物用に買ったものだろなと思って仕舞った。見てたママが「使いーや」と言ってくれた。こういうとき「使ってもいいよ」じゃなくて「使いや」と、命令形なのってありがたい。
朝ご飯を食べて顔を洗うとニキビが増えてた。
服はMOUSSYのデニムをおろすことにした。雨予報だけど、少しでも気分を上げるためならそんなの厭わないことにした。
化粧は下地と眉毛しかしなかった。こんなの社会人になって初めてだ。心底どうでも良かった。
化粧で圧倒的に時間を短縮したものの二度寝したせいでいつもの電車は間に合わない。超ギリギリに着く電車なら乗れそうだ。でも家を出る直前になってダメになってしまった。固まってしまった。
なんとか家を出てからも道中で何度も固まってしまい、乗れた電車は絶対に間に合わない時刻のものだった。Outlookに適当な外出予定をぶち込んで誤魔化すことにした。
午前中は石のように仕事をした。
お昼休みはお弁当を半分しか食べられなくて、ママに心配させるなーと思いながら寝る姿勢になった。けど寝れなくて、頭の中がぐるぐるして、そしたら涙がでてきたから、本格的に寝てるフリをした。
午後の打ち合わせは週1の、あいつといっしょの打ち合わせ。息をしないよう、心を石にするよう努める。でもほんとにあいつの仕事の仕方と性格に吐き気がする。あいつのことを相談してからその打ち合わせに課長補佐も入ることになったが、課長補佐は鈍感すぎるので正直何の効果もない。課長補佐の鈍感さにも吐き気がする。でも自分のせいでくそ忙しい課長補佐の時間を奪ってもいる。こんなたいしたことない打ち合わせのために。その自責の念も相まってこの打ち合わせは毎週ぐちゃぐちゃになる。打ち合わせが終わったら速攻食堂に逃げて回復に集中した。
食堂ではまた別の打ち合わせにリモートで参加したけど、音質悪すぎて何言ってるか全然聞き取れないし食堂は周りの人の声もノイズすぎるしずっとしんどかった。サブで入らせてもらってる工事で、正直わたしはメイン担当の先輩の何の役にも立ててないのに、会議さえちゃんと聞けなくてほんとに消えたい。
気づいたらまた涙が出てた。まあ食堂だしだれにも見つからないからいい。
残りの時間は適当に仕事をした。
なんとか乗り切った。
明日も会社に行くことにした。
心を閉ざせばなんとか体は動かせた。
まだ体が動くうちは動かした方がいい気がする。
でも完全に心がカチカチになってしまわないようにしないと。
わたしのせっかくの感受性が消え失せてしまう。
ちゃんと心に水を与えられる時間と場所がほしい。
感受性ってめんどくさい。
消えればいいと願いながら消してはダメだと理解してる。
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