泣きながら舞う彼の姿は
苦しくて切なくて、でも…美しかった。

彼の中にある、彼が見ている舞いは
私が魅せられたモノのもっと上にあった。

羨む私の姿も、朽ちた誰かも
見ていなかった。
見ていたのはずっと先でスポットを浴びる未来の自分。

強さの所以は未来が見えていることだった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?