変えられないものへの耐性を高める
世の中には、自分で「変えられるもの」と「変えられないもの」があります。
私の日常に存在する「個人的に苦手な変えられないもの」と言えば、パッと思い付くのは以下の3つです。
1つ目は「他人」です。
他人の行動や言動にネガティブな感情を抱くことが少なからずあります。「なんでそんなことするのかなぁ?」とか「そんな言い方しなくてもいいのに」と思う気持ちが、心の中にモヤモヤした感情を作り出していきます。
基本的な対処として、「嫌いな人や苦手な人とは距離を置く」ようにしています。これだけで心理的な負担が減ったのですが、どうしても会わなければいけないとか、メールやSNSでやり取りが必要な人の場合は本当に辛くなり、酷いときは眠れなくなってしまうこともあります。
2つ目は「スポーツの結果」です。
スポーツで応援している人やチームの試合の結果が思わしくないとき、不機嫌になることがあります。私の場合は、野球の応援団とかサッカーのサポーターのように、特別な感情で応援している訳ではありません。それにも関わらず、結果が思わしくないときには、とても残念な気持ちになってしまいます。
そのため、あまりスポーツ観戦はしないようにしています。先に結果を知ったうえで、結果が良かった場合のみYouTubeやテレビのスポーツニュースでダイジェストを観るようにしています。
3つ目は「突発的な出来事」です。
私は前日の夜に「翌日の予定」をメモにまとめ、それを見ながら行動して、作業が終わったものから赤線で消していくようにしています。そうすることで、その日に予定していた内容を忘れずに行動できるのですが、この際に突発的なことが発生すると予定が狂ってしまうので、不機嫌になってしまいます。ここで言う「突発的な出来事」とは、例えば「急な来客」や「体調不良(場合によっては病院に行く)」、「電化製品などが壊れて対応が必要」など、些細なことかもしれませんがいろいろあります。
これについての対処方法は「スケジュールに少し余裕を持たせる」、「休めるときに休んで無理しない」、「仕方がないので切り替えて対応する」という感じでしょうか。
上記の3つ以外では「過去」もありますね。自分自身の過去の行動や言動に対する後悔や自己嫌悪、他人から受けた酷い仕打ちや言動などが、フラッシュバックされることもストレスになってしまいます。
それぞれのパターンについて対処方法はあるのですが、それでも気持ちが収まらない場合は、「読書など、好きな何かに没頭する」、「ノートに書き出すことで感情を整理する」などの方法で対処しています。
いろいろ書いてきましたが、私の弱点のひとつは、「変えられないものへの耐性が弱すぎる」ことだと考えています。気持ちを切り替えることが難しかったり、長い時間引きずったりしていまいます。
実は昨日のことですが、私が大嫌いな人から連絡があり、「母に用事があるからそちらに伺いたいので、都合の良い日を教えて欲しい」とメールで連絡があったのです。母は耳が悪いので電話での連絡が難しく、携帯電話も上手く使えないので、私が窓口になっているのですが、その連絡があっただけでとても嫌な気持ちになってしまいました。もちろん、私は約束の日時には外出して、その人に会わなくても良い状態にしておくのですが、それでも気持ちは収まらず、昨晩はほとんど眠れませんでした。そのため、本日はどんよりとした気持ちで過ごしています。
もし「未来の自分」が、この投稿を見直したときには、この「変えられないもの」に対する耐性が高まっていて、「そういえば、あの頃は大変だったよね」と言いながら、笑って読んでいてくれることを心から祈りたいと思います。