![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/42806024/rectangle_large_type_2_b1e359ebb8a8a4a35787f30445f783fc.jpg?width=1200)
うつ病体験記8:ストレス、限界を超えた!
うつの症状が出て心療内科に通っている割には、仕事量は多いままだった2019年12月。
とうとう我慢できないところまでストレスがやってきた。
以前も書いたが、僕は企画という仕事をしている。
企画が担う仕事は会社や事業などによって様々だが、僕の仕事を一言で言うと、偉い人がやりたいことを実現すること。
業務効率化や生産性向上もやるし、売上予測も立てる。
アシスタントの仕事を作って育成もすれば、データ分析なんかもする。
マーケティングをやるときもあれば、メンバーの不満を解消することも。
業務の幅は広く、作業者も自分である。
1日8本以上のミーティングがあって、自分の仕事ができるのは定時以降、なんてこともあった。
まあ会社的に過労死ラインは超えさせないが、自分のキャパシティに対して仕事と思考が追いつかない。
自分の能力の低さを何度憎んだことか。
機械の体になりたい、感情とか邪魔だとか血迷ったこともある(笑)
そして、「ああもうこれ以上は…」と思っていたところに、新しい業務が誕生した。
うつ病で通院中なのにもかかわらず、である。
上司に悪気はないようだが、さすがに我慢できなかった。
新しい業務は、ミーティングで上がったことをまとめたり計算したりするものだった。
すでにいっぱいいっぱいだった僕に上司は言った。
「ではけそけそさん、いい感じにまとめておいてください。よろしくです。」
いつも通り、あやふやな依頼。
普段は2つ返事で「了解」なのだが、12月中旬の僕は違った。
さすがに「嫌です」的な顔をしてしまった。
その顔が上司に察されたかはわからないが、自分の中で何かが切れた。
「あ、もう限界だ」と。
仕事であまり泣かない僕だが、涙が出て茫然とした。
それまでは「休むわけにはいかない」と思っていた僕も、さすがに休職の2字が頭に浮かんだ。
そうしていよいよ、休職を申し出ようとするのだが、それにはとてつもなく勇気が必要だった。