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うつ病体験記23:やってしまった後悔まとめ
うつ病を自覚して病院に行き始めた2019年夏〜秋頃から2度の休職、転職、彼女との交際などを経て、「こうしておけばよかった」という後悔と、寛解までに至れた理由をまとめておく。
※後悔についてはタラレバの話。
後悔1:休職を早めにしておけばよかった
2019年秋頃に病院に通い始めたが、この時点ですぐに休職しておけばよかった。
病気が長引かずに済んだかもしれない。
よく、早めに対応すれば3〜6ヶ月で寛解となり、再発したら寛解する可能性が当初の50%、25%と下がっていくと言われている。
であれば、気づいた時点で、または医者に通った時点で、休職していたら、もしかしたらもっと早く寛解していたかもしれない。
・もともと責任感が強かったこと
・仕事のポジション的にも割と重要な役割を担っていたこと
・うつ状態であることを認めたくないこと
こうした理由から、なかなか休職に踏み切れなかった。
そもそもよく眠れない状態が何ヶ月か続き、睡眠アプリやウェアラブルデバイスでもデータとして出ていたのだ。
その時点で休職しておけばよかった。
もっと休むことにフォーカスしておけば・・・
よくスポーツで言われる「休むのも練習のうち」は、本当にそのとおりだと思った。
後悔2:もっとだら〜と休めばよかった
1回目の休職のとき、焦らずもっとだらりとしていればよかった。
休職をした自分に対して幻滅していた。
情けないと思った。
だから、休職期間初期は自分を責める日々が続いた。
休み始めて1ヶ月を過ぎたくらいから、だんだんと休む感覚を掴めてきた気がする。
が、焦る。
復職したい。
どう過ごせばよいかわからない。
治るのだろうか。
こうした不安や焦りが続いた。
うつの情報についてググりまくったり、体験談を読んだりした。
必要十分な休みにはならなかったと思う。
40年以上あるであろう社会人人生なんだから、1,2年くらいは休んじゃってもなんら問題はない。
でも、キャリア的に周りに置いていかれるのではないかという焦りと不安から、なかなか休めない。
人生なんて誰と比べるものでもないのに、比べてしまっていた。
治れ治れと自分にプレッシャーをかけるのではなく、諦めて受け入れて、何も考えずただ気が向いたときにやりたいことをのんびりやればよかったのだ。
後悔3:焦って復職しなきゃよかった
休む期間も焦っていたのだから、復職も焦って決断した。
これがまずかった。
寛解したわけではないし、症状が軽くなったわけでもない。
でも自分には、症状が軽くなったと言い聞かせていた。
病院の先生にも、症状が軽くなったと言った。
目には見えない病気だから、「治った!」という根拠がつかみにくい。
だから、もうよくなったんだと自分に言い聞かせることで復職しても行けると思った。
実は、最初に言われていた休職期間満了のとき、先生に休職期間を延長しようと診断されたのだ。
これも焦りに加わった。
結果、焦りと不安で良くなっていなかったので、正しい診断だったのだ。
それでも、こんな自分が情けないと、次の満了日で「よくなった」と嘘をついた。
この決断により、またすぐに苦しんで、またすぐに休職期間に入るのことになるのだった。
もっとゆっくりゆっくり、先生が本当に良いというまで休むべきだったのだ。
何かで調べたときに出てきたが、自分で治ったと思ってから、さらに2、3ヶ月は様子を見たほうが良いと言われているらしい。
どんなことでも、焦って決めることは禁物だなと今なら思える。
もしまたうつが再発してしまって休職することになったら、この後悔を生かしてだら〜とすることにする。
焦っても仕方ないのだ。
いずれよくなることを信じて、体にいいことをするんだ。
後悔4:調子がいい日も無理しなければよかった
うつ病とはいっても、毎日毎日落ち込んでいるわけではない。
調子がいい日もある。
この調子がいい、とは、虚無感や絶望感などの症状が比較的和らいでいる日だ。
症状にも波がある。
虚無感や絶望感のようなものがずっと続いている場合は大人しく寝てる方が良い。
調子がよくなると、なんとなく「治ってきたかも?」と希望を抱いてしまう。
そして、調子がよくなると、外出しないともったいない気分になる。
しかしこの調子がいいという状態は、別に治っている日ではない。
スマホに例えると、バッテリーが40%くらいの状態だったりする。
または、90%くらいあると思いきや、そのスマホは古く、すぐにバッテリーが減っていく感じだ。
うおぉぉお!すごく調子がいいぜ!!!
そう思って活動しても、すぐにバッテリー残量がなくなり、次の日に動けなくなるのだ。
ひどいときは症状がさらに重くなる。
だから調子がいいと思っても、無理しちゃいけなかったんだ。
エネルギーを大切に。
行動するのもほどほどに。
そのときの自分の100%を出すのではなく、
そのときの自分の60〜70%のエネルギーで活動するように。
調子がよくても、調子に乗らないこと。