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うつ病体験記6:心療内科に行く
2019年10月。はじめて心療内科に行くことになった。
当時のことはあまり覚えていないが、待合室にはクラシック音楽が流れ、静か。
ひねくれている自分には、無理やり部屋の中を明るくして精神を穏やかにさせようとしている空間に見えた。
問診票を書き、呼ばれる。
診察を受ける。
うつ病は悪い箇所が可視化できるものではないので、起きている症状や具合を話していく。
3分から5分程度だったかと思う。
「こういうお薬処方しておきますね」と言われ、終わった。
案外あっさりだなと思った。
あっさり過ぎて拍子抜けしたほどだ。
心療内科は診察でありカウンセリングではない。
いろいろと話を聞いてくれるもんかと思っていたが、彼らは症状聞いて薬を出すことが仕事だ。
初診ということあり、4000円近くかかった。
「うわぁ、、想定外の出費だわ。最悪。。。」
これが最初の印象である。
実は、1590円払っている今も思っている(笑)。
1分300〜500円って!!!!という貧乏根性丸出しのツッコミを毎回している(笑)。
でもうつ病は長期戦。
いまだに解明されていないこともたくさんあり、「これだ!」という治療法はないと聞く。
きっと徐々に様子を見ながら薬を合わせ、症状や思っていることを良い方向へ良い方向へと少しずつ向かわせていくのだろう。
だからこれを読んでいるこれからうつ病になりそうな気がする人は、軽度のうちに病院に行くか、とにかく自律神経をめっちゃ整えることをおすすめする。
だって多い時は毎週、今は2、3週間に1度、1590円かかる。
薬は毎回1000円前後かかる。
初診は4000円だし、休職するときの証明書にも5000円くらいかかる。
しかも休職すると給与の8割になるのだ。
僕はかなり、お金を使うことが怖いというか、お金を使うということに対する不安がある。お金が減っていくことが怖いのだ。
そのような僕が半年で6万円以上出費していると気づいた時、正直「バカバカしい」と思ってしまった。
だって目に見えないし、何が悪さをしているのか明確にはわからない。確立された治療法も、薬を飲めば一瞬で元気になるというわけでもないのだ。治るではなく寛解であり、再発の可能性だってめっちゃ高い。会社に復帰しても30%くらいの人は再発する。それなのに、お金を払い続けるのだ。
「ああ、体のサインをもっと聞いとくべきだった」
「病院で出費する上に精神的な辛さがあるのなら、我慢したりせずアラートをだしたり、リラクゼーションにお金を使うべきだった」と。
そういうストレスもあり、また心が落ちていくのだ。。。
※心療内科のことを悪く言っているのではなく、僕のお金への心配性が「もったいない」と思わせているのです。
ともかく、こうして僕の心療内科へ通う日常が始まってしまった。
できることなら避けて通りたかった通院。
うつ病はすぐ治るものではなく、長く通わねばならない。
通院してもう1年が経つが、いまだに薬を断つ予定も通院がなくなる予定もない。
早く薬がなくても眠れるようになりたい。
薬がなくても精神を整えられるように、早くなりたい。
そう思って、今日も1日が過ぎていくのであった。