【絵本 わたしのワンピース】~忘れないでいよう、小さかった頃に好きだったもの
【並べて楽しい絵本の世界】
春になれば思い出す。このえほん。
あこがれ、うきうきした気持ち。
道ばたのみどり、ちいさな花、やさしい雨。
まっしろな きれが、ふわふわ 降ってきます。
ミシン カタカタ・・・わたしのワンピースを作ろう。
まっしろな ワンピースを着てお花畑をお散歩すると、
ワンピースはお花模様になります
雨が降ってくると、水玉模様になります。
虹が出れば、虹の模様になります。
自分を取り囲むものが、小さな身体にとっても近くて、見るもの聞くもの触るものすべてが、とても身近にある子どもの季節。そんな雰囲気が表現されています。
親しみやすいやさしい絵柄と心地よいリズムが読む者も聞くものも見る者も、穏やかな心にしてくれます。
夜に読んだら、朝が待ち遠しくなるし、朝に見たらお散歩に行きたくなります。
まだ小さくて、自分がとっても地面に近かった頃に、大切にしていたものを忘れないでいよう。そんな風に思います。
今、小さな人たちには、読んであげてほしい。いつか、繰り返し思い出す時があるから。
とっても女の子向けの絵本みたいだけど、男の子も結構この本が好きで、不思議な絵本です。初版は1969年。すでに52年も版を重ねています。
男の子が、どうしてこの絵本が好きなのか、かつて女の子だった私には、いまひとつ分からなかったけど、まあいいか。
はじめて彼女ができた時に、女の子にやさしくしてくれたらいいな。
デートの時には可愛いねって言ってあげて。
彼女がかわいいって言ったら、一緒にかわいいって言ってあげてね。
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