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映画 『太陽に灼かれて』

いいなぁ、ロシアの自然…(前半まで)
自然豊かな家に住むロシア革命の英雄コトフ一家。そこに現れるコトフ夫人の昔の恋人ドミトリ。彼の出現によって平和な家庭がざわめく。

主役兼監督のニキータ・ミハルコフは、ロシアの田舎の風景や家屋を美しく描いている。ただ一点、後暗い訪問者=ドミトリを除いて。

スターリンを未だに引きずってるロシア

如何に革命の英雄であっても、粛清の候補にあがる時代であると思うが、この映画は不穏な情念や胸騒ぎを終始放り込む。ラストは、美しいロシアの地に相応しくないもの(監督曰く:偽りの太陽)を見せられる。


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