映画 『誰よりも狙われた男』
ぜんぶをナントカするの無理!
ハンブルグのドイツ系情報機関勤務のギュンターは、ロシアから逃げてきたイスラム教の男性を追う。そしてイスラム教テロ組織の資金源を解明するため、関係者を利用するが…。
亡くなったフィリップ・シーモア・ホフマン(PSH)の最高の「fu********k!」が聞ける映画。そのために物語は綿密に構築され、爽快感のないテロとの戦いが描かれる。PSHも今回は、割と淡々と演じ「ふつうにありそうな男」を演じたこと、個人的にはピーター・セラーズの『チャンス』みたいな感じもする。
THE MOST WANTED MAN『誰よりも狙われた男』というより、「全てを求め過ぎた男」の方が相応しい。(そもそもそんなに狙われてない。)この日本版タイトルでないと、スパイ小説売れないのだろうが…。