映画 『SPY/スパイ』
最もスパイから離れた俳優にスパイを
CIA本部で、スパイをバックアップする女性クープス。相棒のファインが殺されて現場に出動することになる。
ジュード・ロウとジェイソン・ステイサムがサポートにまわり、セルフパロディを演じている。これだけでも、この映画のチカラの入れようが分かるし、彼らがいてこその「スパイ」コメディだ。ジェイソン・ステイサムは、「チャック・ノリスFACT」のように、自らの不死身さを誇るのが素敵すぎる。これが出来るのも、彼の魅力の1つだと思う。
この映画に出てくる拷問部屋=カレンフォルド発電所に行ったことがある。エンジニアリングの誇りを感じる、アバンギャルド様式の美しいコントロールルームは、各国のSFに多大な影響を与えたと思う。ここを出すためだけに、ブダペストを舞台に選んだとすれば、素晴らしい。