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映画 『キル・ビル Vol.1』
よく分かったうえでの「浅さ」が活きる
結婚式の最中に組織に狙われ、婚約者と子供を奪われた殺し屋ザ・ブライド。4年間の昏睡のあと、殺し屋たちに復讐を始める。
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日本映画のオマージュだらけの楽しい復讐シーンが続く、千葉真一が「マスター」として出て来るのも、娯楽一筋の彼への敬意だと思う。刀の扱いなど、さまざまな「それ違う!」が溢れているが、タランティーノは分かってて独自の世界を作った。映画監督の特権でもある。
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國村隼、栗山千明など馴染みの俳優を西洋のビューから観てるのも楽しい、そのためにルーシー・リューの姐さん役への起用は、純粋な映画世界を創りだしている。アメリカの片田舎の映画オタクたちは、この映画くらいから「日本スゲー」となったと思う。その意味では、日本観光のトリガーとしての役目も大きかった。
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