自己肯定感と認知の歪み
私は自己肯定感が低いんだ。
と自覚したのは、
「自己肯定感低めの人」のための本 著者:山根洋士
を読んでから。じわじわと自覚していきました。
購入&読んだ時期を覚えていませんが、2021年1月26日(第9刷)の本なのでそれ以降でしょう。
結果的にざっくり約1年前。
それまでは、「自己肯定感」ってワードをよく目にするなぁ。
くらいの認識度合いでした。ドラマ・逃げ恥にもよく登場してましたよね。
山根さんによると、自己肯定感低い人には代表的な14タイプがあるということですが、なんと私はそのうちの12タイプにピッタリハマっていた!のです。
これは否が応でも、自分が自己肯定感が低いのだと認識せざるを得ないのでは、、。と衝撃がありました。
衝撃と言っても、「低いんだ!ショック!!」という低さにショックを覚えたのではなく、あまり自分と関係ないと思っていたキーワードが、まさに自分のような状態のことを指しているという事実を、体感させられたという衝撃でした。
そして、”じわじわ実感”というのは、ひとつ体感エピソードがありまして。
あるタイプの対処法の最初の一歩として
”ペットボトルやコップの水を最後まで飲み切る”と記されており、それを初めて読んだ時は、「へ?そんなこと??どういうこと?」と思ったのですが
後日、食事後の自分のコップを見ると、100%の確率で水が残ってるんです!
その光景を見て、うわ!?確かに飲み切ってなくて残ってるけど、、
と「飲み切っていない」事実を改めて認識しました。
今までは、飲み切っていないことを知ってはいたものの、今別に水分欲していないんだから残ってもしょうがないと思っており、毎回飲み切っている旦那さんが逆にすごいなーと思っていたくらいでした。
この行動が変化の発端になる原理はわからないままでも、とりあえずなるべく飲み干すようにはしていますが、落ち着いたら原理について探求する時間を作りたいものです。
ちなみに2022年5月時点で、改めて12タイプを読み直すとどれも薄れてきていると感じています。もちろんシーンによっては慣れ親しんだ思考が瞬間的に蘇ってくることもあります。
それでも、そのタイミングで自分に起きていることをキャッチできるようになってきたと感じますし、それによって自信を持てるようになっているという実感もあります。
山根さんが本の中で、自己認知・自己認識のことを”心のノイズ”と称しているのですが、改めて読んだ今、あ、この本では<認知の歪み>を取り扱っていたのか、と理解しました。
認知の歪みとは
思考には癖がある。という学びを得たときに、それを心理学では「認知の歪み」と表現する、ということを教えてもらいました。
”認知の歪み”で検索すると色々出てきます。
いくつかのリンク先を見て、認知の歪みにもタイプがあるのだと知りました。(それが山根さんのおっしゃる14タイプにも繋がっているのだと思います。これを調べていた時は本のことはちょっと忘れておりました。。)
その例を見ていくと、やはり思い当たる節がいくつか出てきましたよ。
そこで、自分にはどんな歪みがあるのかテストをしてみたり、歪みについて情報収集する中で、あるアプリにたどり着きました。
現在、感情日記で検索すると、さまざまなアプリが出てきます。
見た目に可愛らしいものなどカジュアルな作りのものが多いのですが、こちらはタイトルに”療法”とある通り、思考・感情をストックするだけではなく、認知行動療法・ポジティブ心理学などで用いられている効果的な技法を取り入れ、思考の分析・変換までじっくり向き合うタイプのものでした。
ちょっと小難しい質問をしてくるので、基礎知識のない方にはおすすめしませんが、心理学・コーチングを学んできた人なら使いこなせると思います。
このアプリを使って約1ヶ月。
ネガティブな思考に費やす時間は格段に減っています。
このアプリを使うとポジティブな思考に変換できるので。
しかし、これまでの人生をかけてプログラミングされてきた脳の回路(認知の歪み=思考の癖)はそう簡単にリセットをしてくれません。
ヒトが生き延びていくための本能的な機能として、脳はカロリー消費が少なくて済む”いつもと同じ”思考を好みます。回路の変更はカロリー消費が高いので、脳は本能的に拒否してしまうものなのです。
そんなわけで、アプリとじっくり向き合う時間があるときには思考変換ができるようにはなってきましたが、まだ瞬時に行われる会話においては既存の思考が優位に働くため、言動においてはネガティブな言葉を発してしまうシーンもあったりします。
それでもこの約1年の取り組みはじっくりと確実に自信に変わっていると実感しています。
今後も焦らず一歩一歩を踏み締め、自信のかけらを創り集めながら進むのみです。
今は?
体感としては、自己肯定感高くなってきたよ。という感覚です。
仮に数値化(自分基準)するならば、自己肯定感80というところでしょうか。結構高いな(笑)
※自己肯定感ある状態が100、ない状態が0とした場合。
「自信満々だぜ!!」とは言えないですが、「まぁなんとかなるんじゃないですかね。」と、ちょっとゆるめな感じで。
と、前回公開時に、上記のように書きましたが、
その後、EQを学び、そして山根さんの記事を改めて読んで、勘違いをしていたことに気づきました。
「自己肯定感は高めるものではない」
今の自分を知り、「あー、私ってこういう傾向があるんだ」って気づき受け入れ納得するでOKだ、ということに。
山根さんの言葉
<自己肯定感とは「自分はありのままでいい、生きているだけで価値がある、という感覚」のことです。>
まだ、「ありのままの自分でいいんだ」と言い切れるほどではなく「ありのままの自分ってこうなのねー」と理解できたな、という感覚ですが。
高めなくちゃいけないものではない。と。
「高まってきたなー」とポジティブに思えても、そう思えない瞬間もある。
でも今はそう思えない自分をちゃんと知っていて、その時にどうしたら落ち続けないでいられるか、方法を知っていてそしてそれを実行できるようになってきた。
という表現に改め、自分に変化を感じるようになってきましたよ。
という報告に更新させていただきます。(2022/5/16)
ちなみに
私の中では「自己肯定感を高める=快適度UPのための思考チェンジ」(これも、「今の自分をとことん知る=快適度U Pのための思考チェンジ」という表現がしっくりくる)という認識の元、様々な取り組みをしてきました。上記でアプリのことを取り上げていますが、アプリだけでもたらされた効果ではありません。
コーチングセッション、いろんな方との出会い・対話、情報収集、困難に対するアクションと振り返り、といった様々な要素も絡み合って生み出されていると感じています。
これまでに出会った方々に感謝です。そして行動を重ねてきた過去の自分にも感謝。
と、いい感じで締めておきます。
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