過去とのつながり
昨日はまた喧嘩してしまった。
どうしてそうなってしまったのか
はっきりとしたものがあるわけではなかったと思う。
でもきっかけは自分にあったと思っている。
自分の弱さにあったと思っている。
過去の自分のことが好きな人はどれくらいいるのだろうか?
過去の自分と今の自分のどっちが好きか…
今の自分が嫌いだという人は過去の自分の方が好きだというだろうし
過去の自分が嫌いだと言う人は今の自分の方が好きだというと思うけど
俺は過去よりも今の自分の方が好きだ。
過去はもう起きてしまったもので変えられないもので
よかったことも…悪かったことも…
その時の事実はもうどうすることもできない
あのときなんであんなことをしてしまったのか…
どうしてあんなひどいことを言ってしまったのか…
今でも思い返すたびにもちろん後悔をする。
過去をなかったことにすることはできない
そんなことはもちろんわかっている。
だけど、その過去があっての今の自分だというのも確かなことだ
だったら今の自分はその過去から学んだことを活かすしかない…
過去を取り消すことはできなくても、
今の自分が同じ過ちを繰り返さないようにすることで
その過去が無駄じゃなかったと思えるようにしたいからだ。
というか、そう思わないと自分を責めるばかりで
いつまでも過去に囚われたまま生きていくことになるからだ。
そして、それは決して幸せな生き方であるとは思えないからだ。
俺はもともと自分に自信がないタイプだし
周りとの比較による劣等感を感じやすいタイプだ。
その根本的な性格は今も変わっていない。
相変わらず自分に自信がないところも多いし、
毎日不安を感じながら生きている
それでもそんな自分を少しでも変えたくて
もっと毎日を楽しく
自分のことを好きになれるようになりたいと思って
たくさんの本を読み
様々な考え方があることを学び
前向きに生きられるようにしたいと思ってきた
自分の抱えている辛い気持ちから救われたくて
様々な本を読んでいたころ
心から勇気をもらえる1冊の本を読んだ
アドラー心理学の解説書であり大ベストセラーでもある
「嫌われる勇気」
この本を読んだとき
それまで過去の出来事に囚われてばかりいた自分が
過去に囚われることなく、前だけを向いていくべきなのだと
心から思えた。
大事なのは過去に何があったのかではなく
これからどうするか
そう心から思えたとき
それまで過去に囚われてばかりで苦しかった自分を
これからの生き方で肯定してあげればいいのだと思えて
大げさではあるが
絶望が希望に変わるくらいの感動を覚えた
ただ、だからといって過去を忘れていいというわけではない
過去を責められるのが辛いのは
その過去から地続きになっている
今の自分を結局否定されているように思えるからだ
どれだけ今の自分が頑張ろうとしたところで
過去にしてしまったことは結局いつまでも許されないんだな…
と思うと
希望に変わっていたものが再び絶望に変わるからだ
ただ、
そのときに過去の悪かった自分を受け入れることができなければ
そもそも前向きな未来へのスタート地点にすらたどり着けないのだと思う。
過去はなかったことにすることはできないからこそ
その事実に対してはしっかりと申し訳なかったと伝えたうえで、
これからの自分は前を向いていくことが必要なのだと思う…。
そう思える強さが自分にはまだまだ足りない…。
過去を受け入れる強さを持てるようになれたら
自分だけでなく、その過去に関わった相手も含めて
一緒に前に進んでいけるのだと思う…。
そうなれたらいいなと思っている。