語彙力の増やし方
昨日は怒りの感情についての記事を書いた。
怒りという感情を始め、
ネガティブな感情を静めるというのは
とても難しいことだと思っている。
ネガティブな感情は基本的に良くないものだとされるが
必要な感情ではあると思っている。
ネガティブな感情が生じる理由の一つに
自分にとって大事な目的を達成するための手段にする
という側面があると思うからだ。
怒りの感情も基本的に感じたくないものだし、
一般的に良くないとされる感情だとも思うが…
怒りの感情を感じることで、
その根底にある本当に自分が求めていることにも
気づくことができると思うので…
だからこそ必要な感情であるのも事実だと思う。
そうしてネガティブな感情を手段として利用し、
達成したい目的、欲求が満たされれば心も落ち着く。
それは、自分の大切なものが守られたことにつながるからだ。
納得がいかないこと…
わかってほしいということ…
怒りたいわけではなくて、
わかってほしい。
自分の大切にしている考え・気持ちを理解してほしい。
そのためのきっかけの一歩を踏み出すために、
必要な感情であるとも思っている。
だけど怒りは強いエネルギーを持った感情だからこそ
その伝え方には本当に気をつけなければならないものでもある。
せっかくきっかけを作っても
使い方を間違えれば
理解し合うことは非常に難しくなってしまうだろう。
そんな怒りという感情の正しい使い方について学ぼうと思い、
現在アンガーマネジメントの本を読んでいるのだが、
怒りを正確に表現するために大切なこととして
語彙力を身につけるということが紹介されていた。
思わず手を出すなど、
暴力的な行動に出てしまうのは、言葉で怒りを表現できないからです。
自分で怒りの度合いを認識して、それを正しく表現できれば、
暴力に訴える必要はなくなるのです。
語彙力を身につけるための方法として、
すぐに思いつくのは読書だと思うが、
本書では次の2つが紹介されていた。
①多様な文化に触れる
詩や本を読む、映画を見る、音楽を聴く、絵画を鑑賞するなど、
様々な文化に触れましょう。
アートやカルチャーは表現力の引き出しを増やしてくれます。
②価値観の違うさまざまなグループと付き合う
違う学校、会社、業界の人、
違う地区に住む人達と付き合う機会を持ちましょう。
海外旅行なども考え方に刺激を与えるのでおすすめです。
語彙力を増やす=文字に触れる…だから読書をする。
という認識だったが、
語彙力を増やすとは、
自分の知らない文化や価値観に触れる機会を増やすということであり、
その手段の一つとしてあくまでも読書がある…
というのは自分にとって印象的だった。
やはり、文字を知るだけでなく、使えるようになるためにも
自分自身の経験を通して視野を広げることが必要なのだなと
改めて気付かされた。
正しい伝え方ができるようになるためにも、
相手にあった言葉を選んで伝える必要があると思う。
感情的にならず、相手の気持ちも理解した上で
自分の伝えたいことを伝えられるようになるためにも、
様々な価値観に触れ、
自分の心の引き出しをたくさん持てていることが大切なんだろう。
そんなことを改めて思った。
寝ます。