本を上手に読むには?シャーロックホームズを読んで思ったこと。
BBCドラマのSHERLOCKを見たのですが、とても面白かったです。
そういえば原作を読んだことがなかったな。
ということで、遅ればせながら原作のシャーロック・ホームズ作品を読んでみました。
読み始めて思ったのですが、、、まあ読みにくい(苦)
書いてある情景を想像しながら読むのですが、出てくるアイテムは知らない物ばかり。
マントルピース、クレーパイプ、アルバートチェーン、ジェザイル銃.... etc.
うーむ、予備知識が無いので全く情景が浮かんでこない。
原作の舞台は19世紀ヴィクトリア朝時代らしく、知見の無い私には想像がつかないのでした。
注釈があるのですが、注釈の解説が必要なレベル。
サーっと流し読みしていくと読み終わっても何も残らないので、情景を浮かべながらシッカリ読みたいのです。
ただ、いちいち知らない言葉を調べていると物語が走らず、読む気が薄れてしまう。
いやー難しいな。
それにしても本を読むのが早い人は本当に内容を理解できているのだろうか?
予備知識が豊富にあるからいちいち調べなくてもよいのか・・・。
いや、きっと本を読むのが上手いんだ。と思いました。
物語を読み止めずに次から次へと展開させながら、不足情報を調べているのではないか?
まるでギターやピアノの弾き語りをしているかの如く。
読むことを楽しみながら、わからない事は調べている。
・・・のかもしれない。
この「ながら作業」が出来ればと考えたのですが、まあ自分はそんな器用なことは出来ないです(泣)
といことで、まず予習をすることにしました。
シャーロック・ホームズの舞台であるヴィクトリア朝時代を解説したこの本です。
本には労働者階級から中産階級、上流階級の日常がリアルに書かれていました。
トイレ事情から歯磨き、洗髪、下着からオシャレな着こなしまで網羅されています。
何とか理解が深まり、シャーロック・ホームズの世界がリアルに想像出来るようになってきました。
時折出てくる挿絵と自分の中のイメージが合致するようになったのです。
そしたらもう次から次へと物語が展開して、面白さ倍増でした。
シャーロック・ホームズ最高!
文+イラスト : ケーモティック