カメラは忌野清志郎スタイルで。
こんばんは
みなさんいかがおすごしでしょうか
最近カメラが欲しいんです。
カメラはスマホで十分ですが、あの機械々した立体の箱を首にぶら下げ、おなじみのあの動作で写真を撮りたいんです。
決して高性能のカメラがほしいわけではありません。カメラのあの形、あの形をしていればなんでもいいんです。
とくにデジカメ全盛期だった2000年代前半のカメラが欲しいですね。
性能とデザインを向上させようと、各社が遮二無二努力していたであろう
あの時代のカメラ。
あの一生懸命おしゃれになろうとする少女感漂う、なんとも言えないおぼこなデザインがたまりません。ダサいではなくギークになりたくないけど、なっちゃってる感。
あと小さい頃の記憶ですが、SONYの香椎由宇さんのカメラのCMがとても印象に残っています。美人だなって。
今2000年代のカメラが欲しいもうひとつ理由として、小さいときの自分を写していた、あの時代のカメラをもう一度今の年齢で使ってみたいと思ったからっていうのもありますね。
あの時の私を写していた父親になった気分で、だれかを写してみたいな。
「最新の高性能デジタルカメラだぞ」って嬉しそうに自慢しながら撮ってくれていたあのカメラで。今となってはポンコツかもしれないですけどね。
思い出補正なんてかかっちゃって、私も年をとってしまいました。
撮り方はもちろん、忌野清志郎スタイルで。
誰彼構わず、ところかまわず、好きな時好きな人と好きな場所をとる。
あんなに楽しそうに写真がとれたらいいな。
楽しかった情景ではなく、空気を閉じ込める。
年を取って見返したときに、あのときの喜びや悲しみのにおいが淡く立ち込める、そんな生きた写真が撮れる人になりたい。
カメラ、買おう。