おばあちゃんありがとう。
今回は…。
わたしの父の方のおばあちゃんの話です。
わたしのおばあちゃんは5月9日に亡くなりました。
87歳でした。
わたしはおばあちゃんのことが苦手でした。
車で5分もかからない距離に住んでいたのに、何かの機会がないと会いに行っていませんでした。
お金の面では色々としてもらってとてもありがたかったけど。
子どもの頃からずっと苦手で…。
進路について色々言われたり、とても口うるさいひとで、今は結婚の話をずっとずっとされていて…。
自分でも結婚のことは考えていたけど、行くたびに言われると…行きたくなくて…。
今回おばあちゃんが亡くなって…。
亡くなった経緯を少し書くとすると、一度意識がなくなり、目は覚めたけど悪くて1ヶ月入院。
コロナの関係もあり、面会も出来なくて、それにプラスで、もう治療はしないと帰りたいと言って、1ヶ月の入院のあと、急に家に帰ってきました。
もう治療をしないと言うこと…。
それは回復することはないと言うこと。
肝臓が悪くて、貧血にもなっていて、もう亡くなるのは時間の問題のようでした。
家に帰ってきて、ゴールデンウィークだったこともあり、親戚やわたしたち孫や息子たちが入れ替わりでお見舞いにきて、少し元気になったようにありました。
頭はしっかりしてて、たくさんお話もしてました。
わたしがおばあちゃんがしゃべれているうちに最後に言われた言葉は『しっかりしなさい』と言う言葉でした。
もっと最後って話したいことなかったのかなとか思うけど…。
それが最後に言われた言葉です…。
そのあとほぼ寝たきりになって、目を開けることはあっても、もう話せることもなく。
だけど行ける日は毎日お見舞いに行っていました。
父とそのお兄さん(叔父さん)はゴールデンウィーク中は、毎日マッサージとかをするために夜も寝ないで看病していました。
だけど起きることはないまま、ゴールデンウィークが明けて、みんなが仕事に出かけた日の朝、亡くなりました。
家に帰ってきてから、色んな人が会いにきてくれて、おばあちゃんも穏やかに最後を迎えられたのではないかなあって思います。
実際どうなのかはわかりませんが…。
そしてここ2日、お通夜とお葬式がありました。
長い長い2日間でした。
わたしはおばあちゃんが亡くなって、一度も泣きませんでした。
いや泣けませんでしたが正しいのかもしれません。
自分に呪いをかけたんです。
おばあちゃんが亡くなる前にこころの中で思ってしまったこと。
『きっとおばあちゃんが亡くなっても泣けないと思う』
だから泣けなかったのかなんてわからないけど。
やっぱり泣けなかった。
別に泣くことが全てだとは思わないけど、段々弱っていく姿を見るのはとても辛かったです。
ひとはこうやって亡くなっていくのかって、この歳でリアルに感じました。
そしておばあちゃんが亡くなって。
色々考えています。
仕事のこともそうだけど。
結婚とか…。
仕事はやっぱり早めに辞めてしまおうって思いました。
そして、今いる家族。
父、母、わたし、そして妹。
この"家族"ではなくて、しっかり結婚して家族を作りたいと感じました。
こうやっておばあちゃんが亡くなり、どんどん自分も歳を取り、それと一緒で親も歳を取ります。
今の状況では、わたしはきっとどう生きていったら良いかわからなくなるなって感じるし、自分で選ぶ大切なひと。
結婚するということは、自分だけの味方ができること?
自分の内側にいてくれる存在ができるということ。
なんか結婚したいなって思いました。
という感じに。
色々考える良いきっかけにはなったと思います。
最後に
おばあちゃんのことは最後まで苦手だったけど、いつも心配してくれていることはわかっていたよ。
おばあちゃんありがとう。
わたししっかり頑張るね。
結婚もできるように努力するし。
花嫁姿を見せれなくてごめんなさい。
空の上からわたしたち家族のことを見守っていてください。
おばあちゃんありがとう。
読んでくださりありがとうございました。
おわり。