今野敏著『隠蔽捜査9 探花』 新潮社

もはや、水戸黄門ばりの定番感。読み進めるワクワク感よりも、答え合わせをしているというか、「はいはい。そうなるよね」という感じ。自分でも、なんで読んでいるか分からないが、ここまで、読んできているから、、、。という感じも、水戸黄門なのかなと。ここまでで、何度も‘感じ’を使っているが、読んで2週間くらい経って、書いているが、もはや、どんなストーリーだったか忘れている。なんか残酷というか、書くことへのエネルギーは相当なものだろうし、それこそ、出版社との調整と、多くの大人が関わる。今野氏ほどだと、出版社間の調整とかも大変だろうし。それでも、1000円ほどの対価にて、水戸黄門ばりの定番感とかで、まとめられてしまう。でも、ドラマ化もしているし、ロイヤリティやある程度見込める部数で、ペイ出来るからいいのかな。本だけでなく、ある程度、定番化した商品は強いんだなと。しかも、そのラインを複数持つと。今野敏という企業に、隠蔽捜査シリーズをはじめ複数の商品があり、それぞれ違い流通で販売している。その流通が売るためにプッシュしてくれる。ただ、こうなるのはほんの一握り。ここまで、たどり着いた人へのご褒美となるビジネスモデル。

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