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熊大の昔、覗いてみませんか? 五高記念館で写真展

 熊本大学五高記念館(黒髪北地区)で写真展「五高—熊大今昔散歩」(主催:キャンパスミュージアム推進機構)が開催されている。熊大は前身の一つである旧制第五高等学校として1887年に設立、1950年に新制大学として改組され現在に至り、施設などを継承している。

「五高—熊大今昔散歩」の会場=1月16日、五高記念館2階(記者撮影)


 今回の写真展では学内各所を同じ構図で「過去」と「現在」の写真を並べ比較することで、連続した点と変貌した点を視覚的に表現した。五高記念館や赤門からのサインカーブ、ロータリーなど当時から配置が変わっていない場所も多い一方で、木造の建物はほぼ現存しておらず、当時学内にあった学寮「習学寮」の位置現在では法文棟が立ち、旧制時代にいくつもあった学寮は現在は黒髪5丁目にまとめられている。

 時代が過ぎ去っても変わらないものは「人」だ。展示されている写真には黒マントを羽織り、タバコの火を貸したり、肩を組み抱きついてふざけていたり、休み時間に寝転ぶ五高生たちが写っている。はるか昔の大先輩たちの等身大の姿を、ちょっとだけ覗き見できる展示だ。

 写真展は3月25日まで、開館時間は10時〜16時(火曜日休館)。
(O)
(2024年1月15日)


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