天野屋書店、きょう閉店 在庫はネットで販売継続へ
上通並木坂の古書店「天野屋書店」が11月19日、閉店した。営業最終日の19日には小さな店内に入りきらないほどの客が詰めかけ、名残を惜しんだ。
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訪れた人の中には店内を名残惜しげに見て回る人もおり、地域住民に親しまれた歴史ある古書店の閉店に思いを馳せていたが、不思議と悲しい雰囲気はあまりなかった。店主の柏原優一さんの明るい態度がそうさせているのだろう。
柏原さんのもとには常連客が絶えなく挨拶に訪れ、花束を持ってくる人も見られた。亡き先代店主にお世話になった人が「御仏前に」とお供物を持ってくることもあり、レジの横のラジオの上に先代店主の写真を置いた。「慌てて引っ張り出しましたよ」と柏原さんは笑う。
店内にある在庫に関しては店舗の閉店後、一定の期間を置いて整理した上でネット販売を再開する計画だ。
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