ブルーベリーの栽培で養液栽培を選んだ理由5つ
こんにちは、かみちゃんです。
ブルーベリー養液栽培をしていると、必ず聞かれる質問があります。
「どうして養液栽培にしたのですか?」
「露路栽培の方がお金がかからないですよね?」と。
ここには僕なりの理由が5つあります。
ちょっとだけ僕の自己紹介です。
はい、自己紹介終わり。
さっそく、5つの理由と説明を書いていきます。
その1|ブルーベリー養液栽培は美味しい実が収穫
「どうして養液栽培にしたのですか?」
「露路栽培にしなかったのは?」と質問されると、必ずその方に聞くことがあります。
『ブルーベリー養液栽培のブルーベリーを食べたことがありますか?』
もし、この記事を読んでらっしゃる方で、ブルーベリー観光農園の事業には興味があるけど、ブルーベリー養液栽培で育てられた実を食べたことがない方は、絶対に食べて下さい。
今までのブルーベリーと違いますから。
確かに美味しいブルーベリーの実は、露地栽培でできると思ってます。ただ、露地栽培でブルーベリーを育てるとなると、おそらく栽培技術がかなり必要になると思います。
これは養液栽培をしているブルーベリー農家のスキルが未熟というわけではなく、ある一定レベルの美味しい実を育てるためのスキルを身につけるための時間が必要ということです。
ブルーベリー養液栽培の場合は、養液栽培システムが美味しいブルーベリーの実を育てるスキルの一部を補ってくれる面があります。
なので、栽培技術が未熟でも、美味しいブルーベリーを作ることができ、年数を重ねると栽培技術は身についてきますので、さらに美味しいブルーベリーを安定して作れるようになる、というカラクリです。
これは僕自身がブルーベリーのことを知らなかった時に出会った自宅でできる簡易的な養液栽培「かんたんキット」で育てたブルーベリーがとても美味しかったので、養液栽培システムは僕の未熟な部分を補ってくれるんだって痛感しました。
その2|ブルーベリー養液栽培は栽培労働の省力化ができる
ブルーベリー養液栽培システムは、栽培技術の未熟さ以外にも補ってくれるものがあります。
大きいのが水やりと施肥(肥料を与えること)です。
養液栽培システムは、水やりと施肥が半自動化されており、準備をしておけば後は自動的に機械がしてくれます。
植物を育てていると、水やりの苦労話はよく聞きます。
何年間も水やりをして、やっと水やりのコツ、スキルが身についたと。
でも、養液栽培でしたら、そういう心配は特にないです。
もちろん微調整は必要ですが、設定をしておけば後は機械がしてくれます。
結果、水やりと施肥に費やす時間を、他のことに費やすことができます。
言い換えれば、労働の省力化が可能ってことです。
その3|ブルーベリー養液栽培は早く投資を回収できる
ブルーベリーの小さい苗を買ってきて、何年後に収穫できるか知ってますか?
収穫量にもよりますが、4〜5年はかかるといわれてます。
じゃ、養液栽培はどのぐらいかというと
2年後です。
これはブルーベリー養液栽培をはじめて、ブルーベリーの実が美味しいのともう一つびっくりしたことです。
木の成長が早い、というか幹が太くなって木がガッシリするのが早い印象です。
しっかりした木になると、実は美味しくなるのはもちろん、とれる実の量も増えます。
ブルーベリー観光農園は事業です。事業というのは、最初に投資をして、それを後から回収して、利益を生み出さないと意味がありません。
農業をベースにした事業は、投資を回収する(売れる作物ができる)のに時間がかかるのが難点ですが、養液栽培はそれを短縮してくれます。
しかも半分の期間に。
これは事業をする側からしたらとてもありがたいです。
その4|ブルーベリー養液栽培はポット栽培
ブルーベリー養液栽培はポット栽培です。
地面にブルーベリーを植えなくていいんです。
ということは
地植えに比べたら省スペースで育てることができます。
木の場所を移動することができます。
枯れてしまってもすぐに別の木を置くことができます。
しかも、地植えと同じぐらい立派な木に成長します。
そして、地植えに比べて同じぐらいの収穫量も期待できます。
ポット栽培じゃなかったら、僕は農業界に飛び込まなかったかもしれないです。
その5|ブルーベリー養液栽培は地域に貢献しやすい
ブルーベリー養液栽培で育てた実は美味しくて、そして、育て方のコツはありますが、従来のブルーベリーよりも大粒になります。
このようなブルーベリーを提供できる観光農園は、地域の観光スポットになりやすいです。
うちの農園は福岡県直方市で初の観光農園になりました。
観光農園は地域の方の憩いの場になったり、子ども達の遊び場になったり、自然と触れ合ったり、非日常感を味わえる場所になります。
こういった場を作ることができますので、地域の方に喜ばれたり、地域活性に貢献できます。
ブルーベリー食べ比べ観光農園をしていて
よく思うのは、育てたブルーベリーを喜んで食べてくれるのはいつも嬉しいなって感じます。
新規就農でブルーベリー農家を考えている方へ
今回の記事はブルーベリー養液栽培を選んだ理由を5つまとめてみました。
これからブルーベリー農家を目指している方に少しでも役に立てる記事になっていたら良いなって思ってます。
他にもYouTubeでブルーベリー養液栽培の情報を発信してます。良かったら役立てて下さい!