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マネジメント古典としての17条憲法

古都巡りが好きなので、この三連休は奈良を訪れてみました。

初めての法隆寺は建築の素晴らしさに感嘆しつつ、せっかくなら聖徳太子の
功績も勉強してみようといろいろ調べてみました。

そのなかで17条憲法は官吏など行政にかかわる人たちに向けて政治の原理原則を示したものですが、日本におけるマネジメントの心を説いているものとしても非常に参考になるものだと思いました。

いまから1400年以上もまえに制定されたものですが、それゆえに日本人のかわらぬ精神的美徳の原点が感じられます。

wikiでの和訳をビジネスの文脈で置き換えてみましたが、いまの時代においても何一つ違和感ないので、中身を深掘りしていっても面白いかもしれません。

1.和をもって貴しとする
2.コンプライアンス重視で社内は治まるからルールを周知徹底する
3.経営理念が社員をひとつにする根本である
4.上司も部下をお互いに礼節を守る
5.マネジメント層は現場の声をしっかり聞かなければならない
6.不正やコンプラ違反はルールに則って是正する
7.職責は明確に定義する
8.上司は部下の模範となるような仕事ぶりをする
9.上司はなにごとにも誠実たること
10.部下が思うように動かないときは叱責ではなく要因分析をする
11.部下の功績を公正に評価すること
12.私利私欲で仕事をしてはいけない
13.マネジメント層はお互いの職責を知って相互に補完できるようにする
14.ライバルの実力や功績を嫉妬してはならない
15.目的達成のために心をひとつにせよ
16.生産性をあげていくには部下の業務管理が非常に大事である
17.重大事項は独断ではなく議論を尽くして決める