陽の光
パンデミック、戦争、ハイパーインフレーション。
生きていていいことなど一つもない、こんな世の中は見たくないと暗澹たる気持ちだった。
各国がグローバリズムに汚染され、日々その勢力が右肩上がりになっている。
悪は天の制裁を受け、最終的には正義が勝つ、というのは絵空事のようにしか思えない。
日本はまだいい。
とりあえず、表面だけは取り繕う。汚いものに蓋、ということだけはしているようだから。
アメリカは違う。
腐敗が露見し、見ないで済むということができない。
春に日本へ帰り、アメリカの家に戻ってから、望郷の思いも加担し、私はパジャマから着替えることさえ面倒になった。
夫は、私が病気の時を除いて、朝は必ず何かしらそれなりに気の利いたものに着替えるのを20年見てきた。
これは一大事だと思ったらしく、彼は早く日本へのチケットを買いなさいと言った。
日本が心配だ。
アメリカで起こっていることと同じことが起きている。
メガソーラー、クリーンエネルギーの嘘。
祖国を愛さないように仕向け、人々や家族を分断させる教育。
憲法で保障されている言論の自由はどこ吹く風。文化大革命同様のことが罷り通る。
金儲けばかりに走り、国益に貢献しようとする政治家は皆無に近い。
彼らはどこまで堕落すれば気が済むのだ。
父は真面目一本の人だった。
工学博士だった彼は、「遊びやせんと産まれけりだね」と不祥の娘に呆れつつ、
時に折り「産まれてきたからには、何か世の中の役に立つようなことをしなさい」と言った。
完全に馬耳東風。
しかし、彼がいっときも手を抜くことのなかった研究、企業献金は全て研究に使い、不正は一切なかったと言い切れる姿勢を私は横目で見ていた。
父は不幸にして夭折したけれども、私は彼の娘で幸福だったと思う。
彼は子供に彼の生きる背中を見せてきたのだ。
今の世にのさばる薄っぺらく安っぽい人物は、自分より遥かに優れた存在が上にいて、見られているという意識がないのではないか。
無神論者、特定の信仰のあるなしではない。
何か自分よりも大きな存在があり、自分の生き方を見ているのではという意識がないに違いない。
もしも、自分の利権のために何らかの悪事に加担しているとしたら、私は夜も眠れないだろう。
アメリカにはそんなことは痛くも痒くもない人物が大勢いる。
私は、それが日本でも少なくないことを見た。
幸か不幸かパンデミックがパンドラの箱を開けたのだった。
今度の参議院選挙は極めて重要だ、このままでは日本がタイタニックのように沈没してしまう。
そんな時、新しい政党に出会った。
彼らは参政党という。
私の思っていたことを真っ当に伝えている初めての政党だ。
国民と国益を第一に考える政党。
日本国の政党であるならば、本来あるべき当然の姿だ。
その当然のことを、既存政党は蔑ろにしてきた。
彼らは目覚めた国民の真意のもとに、大手メディアの力を借りずとも、躍進を続けている。
既存政党はグローバリズムに抗うどころか言いなりで、国民の生活は30年間も続く惨憺たる経済停滞のまま。
国民は政治に絶望していたのだ。
参政党は、大東亜戦争後に意図的に歪められた日本の歴史教育、経済停滞の原因の真実、日本の食事情と健康、真に国を守っていくということについて基本的に分かりやすく訴える。
そして、国民人一人が政治に参加するためのプラットフォームになっている。
参政党は日本国が日本国であり続けるために、生まれるべくして登場した政党だと思う。
興味があれば、ぜひビデオをご覧になって欲しい。
そして、彼らの表情を見てほしい。
真実を訴え、志にのっとった彼らは清々しく一点の曇りもない。
日本国に神のご加護を。
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