セールスライティングで使える心理学③ ウィンザー効果
ウィンザー効果とは別名「口コミ効果」とも呼ばれ、
「当事者の発言より、無関係な第三者からの発言の方が信憑性が高まる」心理効果を言います。
つまり、人がモノを買うときには「口コミ」や「レビュー」の評価に左右される。
Amazonで本を買うとき、無意識にカスタマーレビューをチェックしませんか?
ラーメン屋さんに行くとき、事前に食べログを調べませんか?
ソレです。
今はSNSやインターネットが普及したおかげで、どこにいても「第三者からの発信」を確認できるようになりました。
だからこそ、企業のマーケティングにも「ウィンザー効果」を狙った施策が増えています。
ウィンザー効果で大事なポイントは「利害関係がない」こと。
商品の製造元や販売元とは無関係な人が発信するからこそ、信憑性が増すのです。
「いい口コミばっかりだとと逆にあやしく感じる・・・」
賢い消費者のなかには、ステルスマーケティング(宣伝とはわからないように宣伝する行為。通称ステマ)ではないか?と疑う人もいます。
もしあなたが企業側の人間で口コミを扱う立場だとしたら、あえてネガティブな口コミも公開するとよいでしょう。
口コミがやらせではないと感じることで、ユーザーに安心感を与えられるからです。
ウィンザー効果は人間関係にも使えます。
たとえば上司から部下の言葉。
「お得意先の〇〇さんが君のことを褒めていたよ。」と言えば、上司自身が部下を褒めるより信憑性が高まります。
たとえば大学のサークル。
「〇〇君はあなたのことを気に入っているみたい。」と言われたら、こちらもちょっと気になりませんか?
(私なら、すぐにソワソワしちゃいます!)
本人から直接言われたら「ちょっと盛ってる?」と思うことでも、第三者を介して言われると、急にリアリティが増しますね。
いかがでしたか?
口コミは、私たちの意思決定に大きな影響を及ぼす分、正しく精査するリテラシーも必要です。
すべてを鵜呑みにしないスタンスを保ちながら、今日も第三者の口コミを参考にしましょう。