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セールスライティングで使える心理学㉚類似性の法則

類似性の法則とは「自分と共通点のある人に親近感を抱きやすい」心理効果です。

「類は友を呼ぶ」とか「似たもの同士」といった表現があるように、人は仲間意識を感じると、本能的に心を開く性質があります。

「出身地」や「出身校」、あるいは「自宅の最寄り駅」が同じなど、ささいなことでも共通点が見つかると、一気に心理的な距離が縮まることはよくあるでしょう。

類似性の法則は、ビジネスシーンでも有効です。
コピーライティングなら、「仮想の敵」を想定する方法がよく使われます。

人間は不都合な出来事が起きると、「自分の責任ではない」と思いたがる習性があります。

これを利用して、「不都合は仮想の敵によって起きた」というストーリーにするのです。

たとえばこのような感じ。

あなたが英語を話せるようにならないのは、グループレッスンのやり方に問題があったからです。

あなたがSNSで集客できないのは、具体的な方法を教えてくれる人がいなかったからです。

今までダイエットを成功させられなかったのは、理論と実践法に問題があったためです。

どうでしょう。
「原因は自分以外にある」という気づきを与えませんか?

さらに「肯定または共感+仮想の敵」という構図にすると、より一層親近感が増して効果が倍増します。

やり方は簡単で、文頭に次のような一文を追加するだけ。

今まで〇〇ができなかったのは、決してあなたのせいではありません。
その気持ちわかります。なぜなら私も〇〇は大の苦手だったからです。


「私のことをわかってくれている」「私と同じだ」という安心感・親近感で、先を読み進めやすくなりますね。

仮想の敵をつくるポイントは、ある程度抽象的な事柄にとどめておくこと。
特定の個人を名指しで取り上げるようなことは控えましょう。


類似性の法則は恋愛でも非常に効果的です。

なぜ相手を好きになったのか聞かれて、「フィーリングが合ったから」と答えるケースは多いもの。

合コンで、こんな会話をする人は、自然と会話が弾んでいませんか?

「〇〇高校出身?僕は△△高校なんだけど、知ってる?」

「□□駅に住んでるの?駅前に有名なパスタ屋さんがあって、行ったことあるよ!」

共通点をうまく活かした会話は初対面の場で、とても自分を助けてくれます。

類似性を感じると警戒心が薄れ、相手に好意を持ちやすくなるので、結果異性にもモテるかもしれませんね!

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