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ABD読書法による読書会のすすめ

私が週に一度のペースで開催しているのがビジネス書の読書会。10名から40名ほどが集まり、1冊の本に触れます。

一般的な読書会との違いはその段取り。どのように進めるかというと

・1冊の本を章別に分け、1人あたり1章分を読むようにする。

・参加者は読んだらA4ないしB5の白紙数枚に読んだ内容をまとめ、壁に貼り出す。

・第1章から最終章までリレー形式で読んだ内容をプレゼンしていき、本の内容全体を聞いて理解する。

・参加者間で気になったところに印を付ける。多くの印がついたところを数件ピックアップし、それについて関心のある者同士で集まってもらい、互いに思うことを語り合っていただく。

と、読む量は少なくても様々な方法で本の内容に触れられるのが特徴的であり、2時間半から3時間あれば完成する。(東京から新大阪まで新幹線のぞみ号に乗っている間に全部完結できることになります。)

この読書法に触れると、参加者間で仲間意識を共有できる(SNSで仲良しになることが多い)という心理的な満足感を得られることもありますが、それ以上に本の内容に対する理解が進みやすいと考えています。

米国のNational Training Laboratoriesが提唱している学習ピラミッドという概念で説明してみます。学習ピラミッドとは学び方によって、どのくらいその内容が定着するかを7段階に分類しているものです。

従来型の学び方では最高でも30%にしか至らない一方、アクティブラーニングと呼ばれる、より積極的な学び方だとより定着しやすいとのことです。

© KOMUROKatsuhiro

これだと座学での講義や読書だとなかなか身につかず、あまり好きになりづらいのかもしれませんね。

一方、ABD読書法で読むと、ピラミッドの上から見ていくと

読書:1章分のみを読む

視聴覚:参加者間で分担して記した内容を見て聞いて理解する

グループ討議:興味関心のあるテーマについて語り合う

他の人に教える:読んで記した内容を他の参加者にプレゼンして伝える

ということで、より奥深く本の世界に触れられ、理解を深められるのでしょう。

ちなみに、熱心な参加者の方はプレゼンの内容をマメにメモ書きしています。こうすると視聴覚での理解をさらに深掘りするのに役立つでしょうね。

© KOMUROKatsuhiro

取り上げる本は特にどのようなものでも構わない中、私はビジネス書の新書・売れ筋の本を選んでいます。

参加者の日々の生活・仕事に好影響を与えられたら嬉しい。その一念で開催し続けています。

ちょうど明日(7月4日)、六本木ヒルズで今週の読書会を開催します。

https://www.academyhills.com/library/calendar/180704.html

一人でも多くの方から参加して良かった!と言って頂けるようにしたいところです。

・参考 以前の開催結果報告記事

https://comemo.io/entries/7148

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