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別れの面倒さを課金で解決できる時代に、あえて丁寧に別れてみた結果【転職活動記】

2、3回会っていい感じになりアプローチされたけど、付き合うに至らなかった人にどうやって別れを告げていますか?

そんな甘酸っぱい話、懐かしいなあ…
最近は熱烈にアプローチされて断るなんて、し◯じろうとディ◯ニー英語システムくらいだなあ…
と思ったワーママ&パパの皆さん。
(我が家はよくお電話でアプローチいただきます)

安心してください。
本記事は転職活動の「内定辞退」について書いています。
転職にご関心のある方はお読み頂けると嬉しいです。

出会いと別れにに課金する時代

近ごろ、「出会い」に関して本当に色んなサービスがあるなと感じます。
例えば恋愛だと、マッチングアプリ。
まるで賃貸の物件を選ぶように希望条件を入力すると該当するお相手候補をピックアップしてくれます。

そして、出会いだけでなく、別れについても色んなサービスが生まれています。
先程のマッチングアプリだと、嫌だなー危険だなーと思った相手は、運営元に連絡すればアプリからの強制退会やメッセージのブロックなどの対応を取ってくれます。
間に第三者(サービス運営会社)が入り、そこへ少しの利用料を課金すれば、「出会い」の何倍も精神的に辛くて面倒な「別れ」の手続きを代行してもらえるのです。

適当にした別れに後悔した経験

私には、そんな「別れ」の手間を省いたことでめちゃくちゃ焦った経験があります。
それは、結婚相談所でお見合いしたもののお付き合いしなかった相手とのまさかの再会でした。

ありがたいことに相手の方から熱いアプローチを受けてデートをしていたものの、どうしても乗り気になれなかった私は相談所の婚活アドバイザーさん経由でお断りをお伝えしました。
相手の熱量が高くて直接断るのが面倒そう…まあ相談所に高いお金払ってるしこれくらいの面倒は代行してもらおう…と思ったのが本音です。

しかし、その直後、別の団体主催の婚活イベントでその方と偶然鉢合わせることに。
しかも順番に一対一で小さなブースに入り、全員の異性と必ず話さなければいけないスタイルのイベントでした。

一組あたり10分ほどの対話時間でした。
そのときの私達の様子がこちら。

あ……(こいつ俺を振ったやつや)


あ……(すみませんどうしても無理だったんですすみません)


10分間、地獄でした。涙

こんなところで再会するなんて運なさすぎ!と当時は思ったのですが、よく考えれば全然ありうることだったんですよね。
結婚相談所で一度はお見合いしているということは、少なくともお互いに年齢や居住地などの条件は合致しているのです。
そして婚活イベントも、お互いにその諸条件に合うものを選んで参加しています。
同じ市場で活動している者同士、また出くわすことなんてざらにあるよなと気付いた出来事でした。

別れを課金で解決できる時代に、丁寧に別れを告げる理由

さて、ようやく本題の転職活動のお話です。
私は転職活動をしており、希望の1社から内定をいただいたものの、家庭優先の条件に当てはまらず辞退を決めました。

転職活動ではエージェントを使う方が多いのではないでしょうか。
私も過去2回の転職時には利用しました。

エージェントを利用することのメリットは、①より多くの求人に効率よく出会えることと、②給与の交渉など直接言いづらいことをエージェント経由で伝えられること、そして③内定辞退を代行してもらえることだと思います。

内定を取るために「入社したいです!御社が第一志望です!!」と勇んで伝えていたものの、結局内定を辞退するときは気力が必要です。
恋愛と同じで、出会うより別れる方がずっと疲れます。

しかし、私は内定辞退は必ず自分で直接(少なくとも電話で)することをポリシーとしています。
理由は、辞退先と今後ビジネスで何らか関わることがきっとあるからです。

特に辞退先が志望業界(転職先が同業界)なら、今後競合としてコンペで戦ったり、同業他社の人事交流会で話すこともあるかもしれません。
採用面接を受けているということは、自分がこれからビジネス活動したいと思っている市場にいくばくかは合致している会社です。
したがって、今後のキャリアのどこかで再会する可能性は高いと思うのです。

そうであれば、お別れの時になるべく悪い印象は残さないようにしたい。
再会したときに気まずい思いはしたくない。
もうカオナシにはなりたくないッ涙

No more カオナシ

打算的かもしれませんが、そんな思いで必ず直接話して内定辞退をするようにしています。

内定辞退の結果

先日、内定先に辞退の申し出を電話でお伝えしました。

会社のビジョンには本当に共感し一緒に働きたいと思ったという前置きをした上で、辞退の理由として家庭優先のこの数年間は仕事で大きなプレッシャーを背負いたくない旨を正直に伝えました。

すると、先方からまさかの反応が。

「職務内容や期待値など、見直すのでちょっと待ってくれませんか」

…この反応は初めてだ!!!!汗
という訳で、内定辞退しきれずまさかの「待機」となりました。

まとめ

エージェント経由やメールでの辞退回答だけでは、会社のビジョンへの共感度合いなどは伝わりきらなかったと思います。
きっとそこで普通にサヨナラになっていたはずなので、丁寧にお別れを告げてみて良かったです。
(転職するか辞退するかかなり迷った会社だったので、より希望に合う条件を引き出せたなら転職する可能性も大いにあります。)

転職活動中のお別れ、内定辞退。
精神的に削られるやり取りではありますが、あえて丁寧にしてみると良いことがあるかもしれません。



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