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「理想の夫婦」を、夫婦で改めて言語化してみて気づいたこと
どんな夫婦でありたいか、「ロールモデル」って持っていますか?
キャリアではよく使う「ロールモデル」ですが、意外と夫婦関係の理想像を明確にイメージし、言語化している人は少ないように感じます。
(夫婦関係の「愚痴」はママ会での頻発アジェンダですが、「理想」については意外と話さない)
本日は、自分と夫がどういう夫婦になりたいのだろう、というのを改めて言語化してみて気づいたことを書きたいと思います。
理想の夫婦像を考えてみたくなった理由
ワーママとしてのロールモデルって意味なくね?という記事を書いたことがあります。
夫婦もワーママと同じくもちろん様々な要素(収入、性格、実家との関係、etc.)があるので、ロールモデルを設定したところでそのとおりになるのは難しいでしょう。
しかし今回あえてそれを考えてみようと思ったのは、夫婦の理想像を夫とすり合わせしたいと思ったからです。
友人夫婦と会って気づいたこと
先日、友人夫婦と子連れで遊ぶ機会がありました。
友人夫婦は、旦那さんが家計の主軸で、奥さんは仕事は最低限(本人談)で育児や家事はほぼ奥さんが担当というスタイル。
その日、なぜか友人夫婦の旦那の機嫌がすこぶる悪かったのです。
そんな旦那さんに友人はイライラして、聞こえないようにこっそり私に愚痴はこぼしつつも、全員揃っての食事のときは旦那さんにニコニコ笑顔で対応し機嫌を取り持っていました。
友人がそんな気遣いを見せる理由としては、「旦那が機嫌を損ねて働かなくなると困るしね」、とのこと。
そんな様子を見て、正直、私は「こんな夫婦嫌だなあ」と思ってしまったのです。
旦那さんに気を遣って立ち回るなんて、ストレスフルすぎる…
一方で、帰宅後聞いてみた我が家の夫の感想が、こちら。
「K子の友達、旦那さんのこと好きなんやなあって思った」
…おおお?
夫から見ると、あの友人の態度は「イライラしてる夫をしゃーなしでとりなす妻」ではなく、「夫が好きなのでニコニコしている妻」に見えるというのか…??
このズレの根源が、自分と夫の理想としている夫婦像の差にあるのでは、と思ったのです。
夫の理想としている夫婦像
理想の夫婦像をいきなり言語化せよ、と言っても理系脳の夫には難しいので、憧れる「具体的な夫婦名」を挙げてもらいました。
そこで名前が挙がったのが、こちら。
元モー娘。辻ちゃん×杉浦太陽夫妻。
特徴を言語化すると、こんな感じでしょうか。
恋人夫婦。子供がいても、男女として仲良し
スキンシップしっかりめ
夫にうまいこと頼り、夫のことを立てる妻(辻ちゃんはこの点に置いては本当にプロ級だと思う。素人にこれを求めないでくれ(小声))
夫が先述の友人夫婦に対して必ずしもネガティブな印象を持たなかった理由は、友人(妻)→旦那さんへの気遣いの部分で多少は「羨ましいなあ」と思ったからなのでしょう。
私が理想としている夫婦像
一方で、私が理想としているのは、子育てインフルエンサー木下ゆーきさんご夫妻。
(この他、木下ゆーきさんの子育て関連のショート動画が本当に面白いので、ぜひ見ていただきたい)
仲良し夫妻だが、「男女愛」というよりは「家族愛」。もしくは「最高の友人」のような関係
スキンシップというよりは、沢山話して笑いが溢れる
夫のことが笑いのツボ(動画中に聞こえる、奥さんの「ブハっ」というこらえきれない笑い声がなんとも好き)
私が友人夫婦に嫌悪感を抱いてしまったのは、そこに少なからずの上下関係が見えてしまい、フラットな「友人」のように気兼ねなく笑いあえる関係が感じられなかったからでしょう。
理想像の乖離。どうしたもんか…
辻ちゃん夫妻も、木下ゆーきさん夫妻も、どちらも「仲の良いすてきな夫婦」だと思います。
でもその中身は、結構違う。
(もちろん、共通している要素もある)
我が家では、しょっちゅうする夫婦喧嘩しますが、お互いに文句は言うものの「じゃあどういう夫婦になりたいの?」というロールモデル(理想像)についてはあまり話したことがありませんでした。
しかし、今回具体的にお互いの夫婦の具体名を出すことで、喧嘩の理由も見えてきた気がしました。
夫は、夫に好き好きオーラを出して気遣えない私にイライラしているし、
私は、スキンシップばかり要求されて2人で爆笑するような会話の時間を持てていないことに不満がある。
さてはて、その乖離をどう埋めるかは今後の課題…。
まとめ
一昔前は「夫婦」と言うととてもパーソナルな、よそからは見えないものという存在でしたが、最近は夫婦でメディア露出するタレントさんやYouTuberが誕生し様々な夫婦像について目にできる機会が増えました。
(もちろんそれらの夫婦にも表と裏はあると思いますが)
夫婦喧嘩の際には不満を口にするだけでなく、具体的な夫婦名をあげて「こういう夫婦に憧れるんだよね」という話題でパートナーと話してみると、新たな気づきがあるかもしれません。