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エッセイ(焼肉)

 昨日、夕食に焼き肉をした。
 家のホットプレートで。
(本当は外でバーベキューしたかったけど、まだ暑い)

 精肉店にいくのがめんどうだったので、昼間のうちに、近くのスーパーで肉やら野菜やら、材料をぜんぶ買いそろえた。

 ちなみに、うちの子供たちは、牛肉よりも鶏肉が好きなので、鶏肉多め。

 わくわくする気持ちをおさえつつ、
 夕暮れ時になったら…


 いざ、着火の刻(とき)!!

 
 まず、ホットプレートを温める。

 しばらくしてから、鉄板を手で触り(ズボラな私)、そろそろかな~と感じたところで、鮮やかな桃色の生肉と、野菜をのせる。

 ジュウジュウという音とともに、色の鮮やかさが失われ、
 だんだん地味な色に近づいていく肉。

 そして、つつましくも凛とした野菜たち。

 焦げてしまう前に別皿にすくいあげ、焼き肉のタレをかけて食べる。

 シンプルな工程で料理(と呼んでいいのか)をしているだけなのに、めちゃくちゃうまい。

 ついでにビールなんかもあれば、地球に感謝、宇宙に感謝、である。

 ちなみに。

 基本的に、ご飯を食べるときは、誰かに料理をやってもらって、
 こっちは食べるだけ…にしたほうがラクではある。

 でも、焼き肉(とかお好み焼きとか)は、
 あえて自分たちで料理をして、食べる。

 そのひと手間が、焼き肉をさらにおいしくさせているのかもしれない、とあらためて思った。
 ※後片付けも超絶メンドクサイけど、ほろ酔い気分で洗い物するのもオツなもんではある。

 その後、食後に甘いものが食べたくなったので、運動がてら、歩いて近くのコンビニまで行った。
 (父さんはコンビニへアイス買いに、母さんは家で食器洗い、という桃太郎的役割分担)

 家族全員分のアイスを買って、家に帰った。

 外はもう暗くなっていたが、少しだけ、とおくの山々の間から、夕暮れの余韻が漏れだしていた。

 さすがに食べた分のカロリーまではチャラにはならないけど(むしろアイス分が増えた…)、最後に散歩したことで、なんかちょっとだけ許された気分になった、そんな一日でした。

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