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適応障害からの回復を促してくれたこと

 京都での生活で適応障害の症状はかなり和らぎました。苦しかった東京から環境を変えたことでストレスが激減し、学生時代から付き合いのあった人たちに囲まれてメンタル的にも安定を取り戻し、身体的にも精神的にも良い状態でした。振り返ってみると、より回復を早めた行動もいくつか実践したいたなと。

 例えば銭湯。学生時代から友達と銭湯に行ってサウナに入りながら喋るのが好きだったので、この期間にもよく銭湯に行っていました。行きつけの銭湯もいくつかあったので、気分に合わせて行き先を変えたりして、銭湯に行くことが毎日の楽しみになっていました。

 今ほどサウナと水風呂を繰り返して整いを求めていた感じではなく、ゆっくり湯船に浸かって、身体が温まったらサウナに入って汗をかく。水風呂はその日の気分や気候に応じて入ったり入らなかったりで、基本的には露天風呂でぼーっとする時間を好んでました。ゆっくり銭湯に行けた日は眠りも深く、睡眠不足解消の為意識的に銭湯には通っていました。

 ランニングも心地よい睡眠に向けてやっていたことで、天気が良ければ出来る限り走る。距離はそこまで長くないけど、音楽を聴きながら鴨川を走ったりしていると気持ちが晴れやかになります。小学生の頃は強制的に走らされるマラソン大会が大嫌いでしたが、自分のペースで心地よい疲労感と達成感を得られるランニングはリフレッシュ効果抜群です。

 走っていると身体的に呼吸や心拍数が上がってくるので、強制的に頭の中を支配してるネガティブ思考が一掃され頭がクリアになる。走る距離もたまに長くしてみて、それを達成できた時に自己肯定感が上がる。(走ってるだけで、頑張ってる感も出るし)心身両面で良い効果を実感していました。

 ベタだけど、銭湯とランニング。身体的なアプローチから適応障害の症状が回復しメンタル的にも前向きになれ、休職生活を有意義な時間とすることができたのでした。

 運動がストレス反応を改善させてくれる

 ストレスを受けると脳が反応して、副腎からストレスホルモンである「コルチゾール」が分泌されます。コルチゾールよって血糖値が上がり免疫力が下がるなど身体全体にストレス反応が広がりますが、血流にのって脳まで届くとその反応は抑えられます。

 これがメンタルを病んでいると、ストレスに対して過剰に反応してしまい、コルチゾールの濃度が上がり、常に身体の中でストレス反応を起こし続けてしまいます。そのコルチゾールを抑える役割が運動にあります。運動をすることでコルチゾールの血中濃度が下がるので、必然的にストレス反応も減少していきます。

 運動することで疲労感と共に身体がリフレッシュできるのは、慢性的にストレス反応を受けていた身体からコルチゾールが抜けて、ストレス反応も一緒に抜けた、という事です。


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