『うつ』と生きるということ #サカナクション山口一郎
日本では15人に1人がうつ病を抱えていると
言われています。身近にまたはご自分がうつ病罹患または経験された方は いらっしゃるかも
しれません。
サカナクション、と聞いて様々な曲が頭に
浮かんだのではないでしょうか。ちなみに私は
「新宝島」が好きです。
サカナクションは ボーカル・ギター担当の
山口一郎氏を中心とした男女5人で構成されるロックバンド。
そのサカナクションの山口一郎氏が、
うつ病に苦しんだ2年を赤裸々に語っている番組を今回は記事にします。
NHKスペシャル
『山口一郎 “うつ”と生きる~サカナクション 復活への日々~』
です
山口氏は現在回復には向かいつつあるが、
症状は一進一退を繰り返し。
しかし、この春サカナクションを率い、2年ぶりの全国ツアーに挑んでいらっしゃいます。
「うつ病を抱えている自分だからこそ、新しい音楽世界を作れるはず」という山口氏の決意。
番組では、山口氏がうつ病を抱えながら、
"うつと闘うのではなく、ともに生きる"
という覚悟で臨んだ感動的なライブの舞台裏の
ドラマに密着しています。
著名人でありながらまだまだうつに対し偏見を
持つ人がいる、と知りながらも、
現在うつ罹患者やその周りの社会に対し、
うつに対し少しでも理解を深めて欲しい、と
切々と語る山口氏。
その真っ直ぐ真剣な思いは、どれだけ山口氏が
苦しんできたか(現在も苦しんでいる)を
読み取れます。
私の職場では産後うつに罹患されたお母さまが
いらっしゃいます。
産んだお子様に会いたくない、引取たくない
または子育てしたい気持ちはあるが、自分に
自信がない、、などの思いが胸にあるお母様。
または、
ドクターから母子同室は危険とされ
快癒されるまで赤ちゃんとは別入院となる
ケースも。
月に何名かそのような方は いらっしゃいます。
山口氏もお話されてますが、まさか自分が
うつに罹患しているとは思えず、投与された
薬を全く飲まなかった時期があったと。
それは私の病棟でも同じで、お母さまはなぜ私が?
とうつ罹患を否定されるのです。
お母様は自分を責めたり、何故私がこんな風に
と苦しむ。
まず病気を受入れ薬を服用し、心身の健康を
取り戻す。
山口氏も同じ話をされています。
厚生労働省のHPでうつに関して記載があり、
うつ病の原因について、さまざまな研究によって分かっていることは、
「うつ病を引き起こす原因はひとつではない」
ということ。
非常につらい出来事が発症のきっかけに
なることが多いが、それ以前にいくつかが
重なっていることも珍しくない。そのため、
原因というより要因というほうが
考え方としてなじみやすい、と。
最もきっかけとなりやすいのが「環境要因」
例えば仕事ならば転職や異動 昇進 、
プライベートなら死別、家庭のトラブル、
様々な人間関係トラブルなど。
その他「遺伝的要因」、がんや糖尿病といった「慢性的な身体疾患」、妊娠出産や更年期障害などの内分泌変化も発症要因のひとつ。
と記載があります。
更に治療については
「休養」、「薬物療法」、
「精神療法・カウンセリング」の
大きな3つの柱がある。
こころの病気の治療の3本柱は
身体疾患と基本的に同じ、と。
番組内では、サカナクションのメンバーが
突然山口氏から罹患を知らされ驚いた胸中を
さらけ、一方で、
今の山口氏をハレモノ扱いせずに、自然に
接している様子も映像で流れます。
山口氏はうつ罹患すると、
「1番好きなものから遠ざかる」
と話し、更に
「うつ罹患し音楽から遠ざかっていたけど、
ようやく音楽に近づけてきた」
と話していました。
私は今はうつに罹患していないけれど、
いつ罹患しても不思議ではないです。
それは、誰しも同じ。
他人事と流さず、自分事として捉えたい、
そう思えた番組です。
お時間ある方は、ぜひご覧くださいませ。
今日も1日が始まります。
自分の機嫌を取り
気持ち良い1日を過ごします。
#ジブン株式会社マガジン
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