
CBBのスタディツアーって?
スオスダイ!カンボジアの国際協力NGO CBBでインターンをしています。やましたです!
今週も新しい1週間がはじまりました!
7月も早くも終盤。
あっという間に8月になってしまいます。
私がここに来て、来週で4ヶ月。
とうとう5ヶ月目に突入してしまいそうです。
8ヶ月って長いでしょ!
夏とかまだまだ先の話じゃん!
っと、思っていましたが、時の流れは早いです。
7月後半ということは、日本では夏休みに入ります。
夏休み、高校生や大学生がそのたっぷりある時間を使い、カンボジアに来られます。
自分も7年前、16歳の夏休みの時にはじめてカンボジアを訪れました。
その時、カンボジアに魅了され、何回か訪れたのですが、まさか7年後に自分がここでインターンを8ヶ月もするとは思いませんでした。
そして、この夏は、自分にとって、大きな仕事を任されました。
明日から、さっそく2泊3日のCBBのスタディツアーがはじまり、今回のツアーは全日程、CBBインターン生が同行します。
今日は、この夏に行われる2泊3日のスタディツアーについて書きたいと思います!
気になる日程!CBBのスタディツアーって?
CBBのスタディツアーは、2泊3日です。
短い?
しかし、2泊3日にカンボジアをたっぷり知ることができるプログラムが詰まっています。
「カンボジアのリアルを見つめ、世界への視野を広げる」
CBBのスタディツアーは、そのようなテーマがあります。
自分に足りないものは一体何か。 カンボジアの人と接することで見えてくるものがきっとあるはずです。 近年、経済的発展がめまぐるしいカンボジアの都市部と、それに取り残される農村部。 その2つのリアルを見つめ、彼らと向き合うことができます。 (activoから引用)
以下が、CBBのスタディツアーの全日程になります。
1日目
・空港ピックアップ
・アイスブレイク(参加者同士で自己紹介など)
・ワークショップ(自分の目標/将来やりたいことなど)
・研修(滞在中の注意点やスケジュールに関して)
・CBBフリースクールにて一泊
(宿:CBBスクール in コンポンチャム州)
2日目 テーマ「現地の人たちと交流しよう」
・先生とディスカッション
・村散策
・日本語教師体験
・プノンペンへ移動
・ナイトマーケット訪問 (宿:ワンストップホステル in プノンペン)
3日目 テーマ「カンボジアの光と影を見つめよう」
・キリングフィールド、トゥールスレン虐殺博物館見学
・空港送り届け
※スケジュールはあくまで想定です。現地の状況にあわせて予定を前後する場合がございます。
1日目
プノンペン空港に到着する時間に合わせ、NGOの代表またはCBBインターン生がピックアップに向かいます。
合流後、SIMの購入や軽い自己紹介をし、市内もしくは村へ向かいます。
プノンペンから村まではバンに乗り、1時間半行ったところにあります。
村に行くのが平日ですと、午後からは授業がはじまります。
来られる生徒さんと交流してもいいですし、早速授業体験するのも楽しいかもしれません。
村に着いたらインターン生やスタッフと一緒に自炊をすることもできます。
カンボジアで、火を起こして鍋で炊くご飯。
市場に野菜やお肉を買いに行って
限られた調味料や調理道具で作るご飯。
カンボジア人スタッフお手製の、クメール料理。
そんな経験はいかがでしょうか??
インターン生は、これが日常ですが、ご飯の時間が1番楽しみな時間かもしれません。
ご飯のあとは、ゆっくりと休みます。
せっかくのカンボジアでの出会い。
村に滞在するインターン生と語るのもあり、
早めに寝て疲れを取るのもあり。
ご自由に過ごされてください!
2日目『現地の人達と交流しよう』
2日目はそのようなテーマ設定がされています。
スケジュールでも、まずは村散策があります。
村では、朝ごはんはみんな市場に行きます。
朝の市場は、1番賑わっていますし、お店もたくさんあります。
そこで、ローカルなクメール料理を食べるという貴重な経験ができますし、お昼ご飯の買い物をするのも、日本では出来ない経験です。
市場は、その村の人達の暮らしが分かる重要な場所だと思います。
学校に行く前に、朝ごはんを食べている生徒、ジュースを飲んでいる生徒。
毎日顔を見る市場のおばさん、おじさん。
そんな方たちと、コミュニケーションを取る朝。
1日のスタートです。
市場のあとは、市場の近くにある『トムノップ小学校』に行きます。
スタツアは学校にアポイントメントを取っていないので、校舎には入れず、校庭から学校の様子を眺めることになります。
タイミングが合えば、生徒達が昼休みで遊んでいますし、アイスクリームなどのおやつも売ってあります。
スクールの生徒達にも会うことができるかもしれません。
カンボジアの小学校の雰囲気を味わえていいかもしれません。
村はまだまだ案内する場所はありますが、あとは来てからのお楽しみ!
午後からは、日本語の授業体験があります。
スーツに着替え、先生モードへ。
最近では午後断続的に生徒さんが来られます。
まだ、基本的なことを勉強しているので、ひらがななど簡単な授業をすることが多いです。
ですので、難しく考えずに、生徒と楽しく授業ができます。
インターン生もたくさんいるので、サポートもばっちり。
生徒と唯一関わることのできる時間。
きっと素敵な経験になると思います。
授業が終わったら、再びプノンペンへ。
プノンペンに夕方に着くと、そこから少し観光。
リバーサイドの賑わうナイトマーケットでお買い物をするもよし。
夜まで空いているAEONに行って、ショッピングを楽しむのもよし。
ゲストハウスで、インターン生と語らうのもよし。
ゆっくりと、プノンペンの夜をたのしみましょう。
3日目『カンボジアの光と影を見つめよう』
ついに最終日。
早いもので、カンボジアの旅も終わりに近づいてきました。
3日目は、カンボジアの悲しい歴史について学びます。
今から少し前、カンボジアであった悲劇を知っていますか?
度重なる政権交代で揺れるカンボジア。
その中、この国を支配することになったポル・ポトという人物によって、カンボジアは大きく変わりました。
原始共産主義を目指す彼は、都市部の人々を農村部に強制移住させ、強制労働させようとしました。
そして、それに逆らう人や知識人(先生、医者、弁護士など)は収容所に入れられ、虐殺をされました。
次第に、関係の無い人達まで虐殺されその数は200万人以上と言われています。
そのような悲しい歴史が学べる場所が、プノンペンに2箇所あります。
ひとつはトゥールスレン虐殺博物館
ふたつめは、キリングフィールド。
それは一体、何が行われた場所なのか。
どういう歴史的背景があるのか。
そして、それが今のカンボジアにどのような影響を及ぼしているのか。
少し暗い話ですが、カンボジアに来たならば、絶対行って欲しい場所です。
経済成長により、急発展しているプノンペン。
その負の歴史からの、成長ぶり。
まさに、カンボジアの光と影。
最終日、都市部のカンボジアと農村部のカンボジアと、過去のカンボジア
すべてをゆっくりと思い浮かべながら、参加者の方にとって、カンボジアってどんな国なのか、最後に聞くことができたら嬉しいです。
カンボジアってどんな国???
その答えは、きっと人それぞれです。
長く住んでいる人と、旅行で来た人がみたカンボジア。
全く違うと思います
だからこそ、参加者の方の視点から新しい発見があったり、もう一度考える機会になったりすることでしょう。
これからの夏休み。
たくさんの人達にカンボジアの素晴らしさが伝わる旅に出来たらいいなと思います。
明日からのスタツアガイド、全力でがんばります!
おわり