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現実は地下2Fが創造している
顕在意識と無意識がある。
無意識の中には地下1Fと地下2Fがある。
地下1Fは顕在的無意識と言っても良いもので、酔っ払った時にふと出るホンネなんかはこれ。
大事なのは地下2F。
ここには自分の過去世の記憶・体験が残っている。それだけではなく、ユングの言う集合的無意識ともつながっている。
さらに、時空を超えて、(敢えて言うなら)過去・現在・未来ともリンクしている。「敢えて言うなら」と添えたのは、量子力学的に言うと、時間は存在しないからである。簡単に言うと、一つの粒子が決まった位置と速度を持っているというニュートン力学は量子の世界では間違い。時間は位置と速度で定義されることからすると、存在しえなくなる。一つの粒子が決まった位置と速度を持っていないのだから。
これを数式で表現すると
⊿x・⊿p≧h/2π
でね。
サクセス・ブレーンは脳を使って現実を創造するものなんだけど、正確には、無意識の地下2Fを使う。つまり、現実は地下2Fが創造している。
商いがうまくいかない人がいる。本人は至って真面目で、前向きだ。なのに結果が出ない。顕在意識では「儲かりたい」と願っている。ところが、「儲かってない」現実になっているのは、彼女の地下2Fが望んで、創造しているのである。
よく質問されるので答えます。ぼくが耳鳴りをどうやって治したか。
そもそも音が聞こえるメカニズムはこんな感じ。音が外耳(耳たぶあるところ)から耳に入ってくる。鼓膜が受信し、それを内耳にあるカタツムリみたいな蝸牛に伝える。カタツムリが電気信号へと変換し、脳の聴覚野へ伝える。脳が「MISIA歌ってるね」と認識する。
ところが加齢その他の理由により変換器のカタツムリがへたってくると、音が聞こえにくくなる。「耳が遠くなる」というのがこれだ。そうすると、脳は気を遣う。鳴ってもいない音を自分で創り出す。「電気信号が少ないなあ、だったら補ってやろう」音が鳴ってない時にもハム音みたいな「ぶーーーーーーーーーーーーーーん」とか「きーーーーーーーーーーん」という音が脳内に流れるようになる。これが耳鳴り。
つまり、脳は「やらなくてもいいこと」を妙に忖度してやってしまっているのだ。疲れるだろうに(笑)
そこでぼくは声に出してこう言った。「脳さん、いつもありがとう。耳鳴り、やらなくていいからね。疲れるでしょう。やめてもらっていいです。いつも感謝しています」
その日の夜、脳はぼくの無意識地下2Fとミーティングする。
脳「ねえ、けーちゃん昼間あんなこと言ってたけど、大丈夫? ほんとに耳鳴り、消していいの?」
地下2F「あ。いいみたいよ。やめちゃって」
脳「わかった」
そして朝、気づけば耳鳴りが消えている。
耳鳴りに限らず、何かが変わる、変化する、新しい世界が生まれる、というのは一夜明けた朝。その理由は、脳と地下2Fのミーティングが夜開催されるからだ。「歴史は夜つくられる」という言葉の真の意味は、これ(ホント?(笑))。
「顕在意識が願っていることを現実化させる」のを、加速させるのも阻むのも地下2Fなんだ。地下2Fに格納されているトラウマが「本当はお金儲けなんか、汚くて、やっちゃいけないことだ」と思い込んでいたら、懸命にじゃまする。「儲かりたいと思っているのになぜか商いがうまくいかない」人はこれが原因である。だからそういう人は、脳に司令する。声に出して。
「お金儲け、真剣にやりたいと思ってるから、地下2Fにそう伝えてください。いつも私のために働いてくれてありがとう。感謝しています」
地下2Fのメカニズムは量子力学で説明できる。ファインマン先生にならって簡単にアナロジーで説明すると、プールにいると思いねえ。ホテルのおしゃれなプール。早朝。人も、あなただけ。
プールに入る。波が広がる。そこにコルクを2つ、浮かべる。昨夜部屋飲みしたワインのやつ。水を波立たせると、コルクは動く。水がコルクを動かした。正確には、たくさんの水分子が次々に力を伝導させ、コルクに伝わり、動かした。コルクは2つとも、動いている。コルクを触ることなく、水を動かすだけで。
地下2Fは人間の顕在意識では理解できない時空間の広がりと深さを持っている。何しろ「自分の過去世+人類の集合的無意識+人類の過去・現在・未来」なんだから。ゼロ・ポイント・フィールドと呼ぶ人もいる。
プールに浮かぶコルクは願い事だとしよう。それを現実化させるためには、コルクそのものではなく、プールの水をほんの少し、動かすだけでいい。波紋が広がり、たとえコルクが20メートル先、プールの端っこにあったとしても動かせる。自分一人の力だけでは限界があるが、20メートルの間には、「自分の過去世+人類の集合的無意識+人類の過去・現在・未来」がある。彼らがやってくれる。知恵出してくれる。動かしてくれる。
復習します。願い事を実現させるためには
1. 口に出して、脳に「地下2Fへ伝えて欲しい内容」を司令する
2. 夜、ぐっすり眠る
3. 起きたら、実現している
以上です(笑) 簡単です。
だから夜はしっかり寝ましょう。