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気づかない劣等感
JOYWOWオフィスの植物たちはとっても元気に育ってる。そのうちの一人、ベィビーと呼んでる子。
ちょっと前まではもっと小さなコップに入れてた。ふと思い立って、長さのあるコーヒーカップに移し替えた。すると新しい根が伸び始めた。それまでは黒くなるだけだったのが、白い、新鮮な根が。
びよーーーーーーーん
上の黒いところが狭いコップの時、下の白い根が新しくて長いコップに移してから生えたもの。
植物って、上に出てるサイズと同等か、それ以上の長さの根っこが必要なんだなあ、とあらためて思った次第です。これって、人間のこころにも言えるなあ。
『サクセス・ブレーン』講義スライド。無意識の方がサイズでかい。でかいのに、「無意識」だから、本人にはわからない。気づけない。でも、現実はこの無意識、水面下が創造している。
プラスの、志高く前へ進むものばかりなら問題ない。意識が「東行きたい」と思っていたら、その通り東へ向かうだろう。しかし、「東行きたいと思ってるのに、なぜか西行っちゃう。真反対やん」ということってある。これは何がさせているか。劣等感だ。
劣等感のやっかいなところは、本人が気づいてないことが多い点。「あなた、劣等感何持ってますか?」と聞かれて「いや。特にないと思います」という返事、意外に多い。それで本人が幸せ感満杯なら問題ないんだけど、そうでもないことがある。この、「気づかない劣等感」って、罪深い。
劣等感は、たいてい、親に植え付けられる。ところがその親本人も「この子に劣等感を植えましょう」と意識していることはない。親もわかってない。子も気づいてない。ほなよろしいがな、とはならない(笑)
なぜかつまずく。がんばってるのに結果が出ない。裏目裏目に出る。「気づかない劣等感」がさせてる。
ちょっと寄り道を。つながる話なので。人はみんな、「学び」のためにこの世に生まれてくる。学んで、魂を向上させるため。学ぶのは、順風ではなく逆風、つまりうまくいかないことをきっかけにする。「気づかない劣等感」が生み出すのが「うまくいかないこと」だとすれば、「気づかない劣等感」そのものも、生まれる前に描いたシナリオにデフォルトで組み込まれていることになる・・・いいですか? ついてきてます?(笑)
子どもは親、特に母親を選んで生まれてくる(父親は脇役)。この母親なら、今回描いたシナリオの「母親役」をしっかり演じてくれるだろう。そして見事に、役を演じる。「あなたのことを思ってやってるのよ」「あなたさえいなければ私はもっと自由に生きられたのに。あなたを生んだばっかりに・・・」などというセリフも、間違うことなく、スラスラ言う。
「勉強して、東大入りなさい」だったらお母さん、あんたが東大受験しなさいよ、とぼくなら言うけど(笑)、真面目で素直な子どもは、お母さんの期待を裏切ってはいけないと、がんばる。ところが東大に落ちる・・・というシナリオ。それが劣等感になり、さまざまな現象を起こす。その根っこにあるのは「いい成績出して、お母さんを喜ばせたい」「あかん成績だとお母さんに認められない」「自分が生きている価値はお母さんに認められることだ」・・・その劣等感に気づいて、黒を白にオセロひっくり返しできた瞬間、魂が成長する。生まれてきた意味が叶う。わざわざ劣等感という地雷を仕込んだ甲斐があったというものである。
人が生まれてきたもう一つの目的は、「周囲にいる人たちの魂の成長を助ける」。会社で同僚になった、社員として入ってきてくれた、結婚して家族になった、きょうだいとして生まれた、勉強会で同期だった・・・「周囲の人」には、いろいろある。彼らの魂の成長を助ける。具体的には、彼らの持っている劣等感に気づいて、消してあげる。黒を白へと転換する。
問題のある社員がいるとしたら、それは、あなたと本人両方の魂の成長を助けるために何らかの劣等感を仕込んできているのである。
何かひっかかる。こうすればいいのに。どうしていつもそんなミス、するかなあ・・・これらの現象は、「気づかない劣等感」に気づくため起こる。だから、社内、家庭、お店で起こる「困った事件」は、すべて魂の成長のためなので、歓迎しましょう。
さて、テレビ観てたら、ギリシャの名物メテオラ、断崖絶壁の上にある修道院が出てきた。
俗世を断ち切り、修行に励むためなのかもしれないけど「無理筋」を絵に描いたらこれになるなあ、と思った。これ、何か無理がある。無理があるということは、だれかの「気づかない劣等感」の仕業と見たほうがいい。あまりこういうことは楽しくないから、やらないほうがいいなあと思うけど、好きでやってる人もいるから口出ししない。少なくともぼくは、しんどいので、やらない(笑)