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かき氷とスーパードライ、どっちが儲かる?

かき氷の進化がすごい。テレビ見てたら、前住んでた葉山の自宅近くで評判のお店があるらしい。
それにしても、かき氷一杯1700円とか、すごいなあ。商売人としてはすぐに「オレがいま飲んでるスーパードライより儲かるじゃん」と思ってしまう。

スーパードライ一本192円って、200円もしないんだね。もちろんこれはアマゾン価格、コンビニで買ったらもう少し高いけど、でもスタバより安い。もちろん、かき氷より格段に安い。

192円で、テレビCMに出てる白石麻衣やイチローのギャラ支払って、それでもまだ儲けが残る仕組みなんだ。

これはスーパードライがケタ違いに販売量あることのおかげだろう。
かき氷は、そうはいかない。
とはいえ、一杯つまり一人のお客さん当たり1700円の現金が入ってくるということは十分粗利が確保できる。遠くから運賃使って氷柱を取り寄せていたとしても。

原材料の氷は、お客さんが来る来ないに関係なく、店開く限り仕入れなければならないわけで、その意味では固定費と見なしたほうがいい。固定費だから、氷を使い切って、全部お客さんに販売したら、めっちゃくちゃ粗利が確保できる計算になる。そりゃ儲かる。ウハウハ儲かるよ。

また気づいてしまった。映画チケット、まあ、幅いろいろあるけど、仮に1800円とすると、かき氷と変わらない。1000円デーとかだと、遥かに安い。映画館は典型的な固定費ビジネスであり、お客さんが1人でも上映しなきゃいけない。

思い出した。ゴルフに凝ってた頃、土砂降りの日。たいていのグループは午前で切り上げ、お風呂に入って、帰ってた。ぼくたちの組は燃えてた。
午前を終え、クラブハウスエントランスにゴルフ場スタッフが笑顔で出迎えてくれた。

「この大雨の中、おつかれさまでございます。さぞ大変だったでしょう。ゆっくりお風呂に入っておくつろぎくださいませ・・・午後はキャンセルなさいますよね?」キャンセルしてくれ、という思いがにじんでた。

でもぼくたちは燃えてる。
「いえ、午後もやります!!」

スタッフ一同のがっかりが、天空まで届いた。

結局その日の午後、ぼくたち一組4人のために、茶店には人を置かねばならない、お風呂も沸かしておかなければならない、もちろん、レストラン、ギフトショップも開けておかなければならない。固定費かかりっ放しだったのである。わははははは。

ゴルフ場も固定費ビジネス。4人で使うお風呂も100人も同じ経費がかかる。

あれ? 何が言いたくて始めたんだっけ? わからなくなってきた。

まあ、いいや。
お金の感覚って、大事で、商人(あきんど)のセンスはお金感覚で養われる。

かき氷が映画館よりゴルフ場よりスーパードライより粗利額がでかいのは面白い発見でした。

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