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スピリチュアル・キャピタル・リーダーシップ(SCL)

お金とか、金融資産、不動産等は物質的な資産、つまりマテリアル・キャピタル、MC(Material Capital)。

それに対してブランドが大切にしたいと思う世界観や哲学、あるいは美学、そういったものを、スピリチュアル・キャピタル、精神的な資産。SC(Spiritual Capital)。

今回の例のテレビ局は、仮にCMスポンサーからの収入が落ちたとしても、金融資産や不動産資産などがあるので、急に会社の経営がしんどくなるって事ないと思います。

つまりMCはあるんだけど、今回のことで相当失ったのはSC(スピリチュアル・キャピタル)だと思います。

で、これからのリーダーシップもSCを増やすという方向で考えないといけないかなぁと。

僕リーダーシップの本2冊出してますけれども、時代が変わった。

新しい時代のリーダーシップっていうのはSCをどうやったら増やせるか。

リーダーの行動によってブランドのSCが増えるということができる人が優れたリーダー。

SCが増えたら自然とMCも増えます。

つまり精神的資産が増えれば物質的資産、お金とかも増える。

だから、達成したい数値目標を最初にリーダーが決めて対前年比何%アップとかって旗を振るのが旧来のリーダーの姿だとすれば、これからのリーダーはSCを増やす。

じゃあそのSC(スピリチュアル・キャピタル)リーダーシップって具体的にどんなものをやればいいのっていうことですけど、「楽しさ」を鍵にする。
それやってて楽しい。それやるとみんなの笑顔が増える、喜びが増す。

社内のみんなもそうだし、お客さんもそうだし、社会も喜びとか楽しさとか笑顔増える方向になるのかどうか。

それがSCを増やすということだし、ブランドを強くする。結果的にMCも増えると思います。

例えばこれ架空の会社なんだけど、阪本商事って会社があって、そこは鉛筆(えんぴつ)を製造販売しているとしますね。

その社内で

「鉛筆の新製品どうした」

「その鉛筆いくらで売れた」

「鉛筆何本売れた」

ではなく、そもそもの呼び方を「鉛筆ちゃん」と呼ぶ(笑)。

鉛筆ちゃん、大事なえんぴつちゃん、「この鉛筆ちゃんの新製品みんなに使って欲しいよね」っていう話が社内で交わされるようになれば、自然とその鉛筆ちゃんは世の中に出ていくと思うんですよ。

このSC(スピリチュアル・キャピタル)リーダーシップ、体系化してみようと考えています。

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