Z世代は前例ないほどリッチ
部屋に戻ったらA子さんはいなくなっていた。安心。
睡眠不足を補うため、10時には就寝。
ぐっすり眠れた。ただやはり1:33amに足が攣って。
予感がし、メールチェックすると新刊『ビジネスを育てる』編集者さんから校正関係メール。タイムスタンプ見ると22:12で、ちょうどぼくが寝た時間だ。遅くまで、ありがとうございます。
編集者さんの努力、そして皆さんのおかげさまで予約段階で売れているようです。
それ一回きりで、起きたら6時過ぎてた。ぼくとしては珍しく遅い起床だ。
早速校正メールを編集者さんへ返信、そして、いまここ。
さて;
エコノミストで「Z世代は前例ないほどリッチ」という面白い記事を読んだ。
ミレニアム世代(1981-96年生まれ)はZ世代に比べ貧しいし、ベビーブーマー(1946-64)も同じく。
世代論というもの・・・ゆとり世代はあかんとか・・・いうのは昔からある。
定性的な議論が多い(新人類は何を考えているのかわかりませんなあ、というような)。
ぼくはそういう世代論はナンセンスと考えていて「いいやつはどこの世代にもいる」「あかんやつはどこの世代にもいる」。
ただ、この記事はあくまで客観的な数字で論じられている。だから面白い。
Z世代、アメリカには既に6000人のCEO、1000人の政治家がいる。
影響力を持てる位置になってきた。
次の図はアメリカにおけるフルタイムの雇用データ。
大きく右肩下がりのブーマー、大きく右肩上がりのZ世代の対比が面白い。
そして収入。
ブーマー、ミレニアム、X世代すべてが右肩下がりな中、Zだけが跳ねてる。
2022年、アメリカのアンダー25(25歳より若い)世代は、税引き後収入の43%を自分への教育と住宅に使っている。持ち家比率は高い。持ち家比率が高いのは日本でも同じ。
これは良い悪いではなく、「そういうもの」なんだけど、記事ではこういう傾向も指摘している。
起業する人が少ない
EU圏内で20代の起業率は1.1%。
そしてこの数字は下がる一方。
若者のテック起業・・・たとえばフェイスブックのマーク・ザッカーバーグ、スナップチャットのエヴァン・シュピーゲル、ストライプのパトリック・コリンソン、といった起業家は、『フォーブス』誌によれば0.5%以下という。
たしかに有名なZ世代起業家という人は見当たらない。
みんなが共通して口ずさめる曲がない
2008年、ヒット曲の42%はミレニアム世代がみんなで歌ってた。
15年経ったいま、Z世代はわずか29%。
テイラー・スイフト(ミレニアム世代)の大ヒットアルバムのタイトル「1989」は彼女の生まれた年を指しているが、Z世代の誰かが「2004」というタイトルのアルバムを出すだろうか。
ギリシャの観光地カラマタのホテルでも「人、いないんですわー」と日本と同じ嘆きがあるという。
結局、地球全体で働き盛りがどんどん老いてゆき、若いZ世代が売り手市場になり、転職サイトは転職を煽る・・・結果、彼らの時給はどんどん上がる。
さて、この先、どうなってゆくのか。
おそらく、ビジネスモデルそのものを再構築しないと、多くのビジネスは成り立たなくなっていく。そう思う。
これを
困ったこと
とは思わない。
ますます面白くなってきた
腕まくりしてる(笑)
楽しみだ。
クラシコム(北欧、暮らしの道具店)創業社長・青木耕平さんが14ページにもわたる解説を寄せてくださっています。
私たちが強く影響を受けた4つのポイント
は「北欧、暮らしの道具店」ファンとして、読んでいてワクワクします。
この解説だけでも買っていただく価値があります。是非。