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そういうものだなあ。
ルーフトップのおしゃれなビアガーデン。
瓶の外国ビール(バドワイザー、コロナ、タヒチ・・・)は客が自分で冷蔵庫から取り、自分で栓抜きし、席へ運ぶ。
店のスタッフは「飲み放題瓶交換」の瓶を受け取る。
あとは雑談していればいい。
BBQを焼くのも、すべて客がやる。
風が気持ちよく、BBQ焼いてくれたBさんが自称に恥じぬ「達人」で、小さな玉ねぎをとても美味しく焼く技はまさにプロだった。
美味しかった。
客入ってる。
ここの経営者は賢い。
接客ゼロだが、仕組みで売ってる。
雰囲気良いロケーション
椅子
ドリンク提供は客が自分でやる
という仕組み。接客で店を評価されない仕組みにしてる。
BBQも客が自分で焼くから、味は客の責任だ。
さて;
経営や人の育成をプロとしてやっているから、ついつい雑談してる若いアルバイトたちの「今後」について考えてしまう。
彼らはここで働くことによって何らかの職業的スキルを身につけ、向上させることができるか? ノー
彼らはただ冷蔵庫の向こうに立ってるだけで時給をもらえる。
いいのかなあ。まあ、本人の選択だから、いいんだろう。
ただ、お会計するとき、領収書をお願いした。
見てた。
何回も書き損じ、破棄し、何回も書き損じ、破棄し、おそらく4回はやり直してた。
株式会社JOYWOW
が書けないのだ。
タブレットやスマホでしか書き物しないから、手書きができない。
これはお釣りもそうで、お釣りの計算ができない人が存在する。
怖いから、最近はすべてクレジットカードか交通系ICで決済してる。
経営力も、仕事力も、こう言ってしまえば身も蓋もないけれど、
持って生まれたセンスと才能
がモノを言う。
努力がセンスと才能を磨くのはせいぜい30歳まで。
50になって開花しました
というのは、ない。
つまり、若い頃、がむしゃらに努力し、自分を追い込む体験をしていない人は、持って生まれたセンスと才能だけでその後の人生をサバイブしなければならないことになる。
ぼくは42歳で独立起業したが、それまでの間、めちゃくちゃ努力した。建材営業に精出したし、英語勉強したし、文章書いたし、本読んだ。あれこれ体験した。
となると;
このビアガーデンでのアルバイト体験は、どう結びつくのだろう。彼らの50代、60代に。
でもそれはわからない、人生どう転ぶかわからないのがおもしろい。
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1950年代、コカ・コーラを冷やすために氷を砕いてます。
彼のその後の人生も、この「氷砕き」とはまったく関係ない展開になっていたかもしれない。そういうものだなあ。