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「できること」ではなく「やる必要のあること」を

NHK『魔改造の夜』にハマってる。

おもちゃや家電を「魔改造」し、とんでもないパワーを引き出す。

最初に「お披露目」があって、各チームがお題に従ってどんな魔改造したかを見せる。

そして、いざ動かす・・・と、ここでシーン変わり、「1ヶ月半前」と、エンジニアたちが魔改造に取り組むドキュメンタリーになる。

ソニーが強い。

まあ考えてみればソニーは普段から魔改造しまくって製品開発してきた会社だ。aiboなんていうのは可愛い犬のおもちゃを魔改造した。

ウォークマンはカセットデッキを魔改造し、コンパクトにした。

ソニーはいつも圧勝するが、おもちゃの動きが美しい、そして勝ち方が美しいし、「勝つだろうなあ」とわかる。勝つに決まってる気がする。
というのも、メンバー全員で取り組んでいる。

「何をする必要があるか」が明確にロジックの裏付けされている。ラックの分量を極力減らそうとロジックを積む。

もちろん、魔改造の夜にはラック、それもバッドラックがつきものだが、ロジックを積むことで、ラックを減らしている。

そうではない残念なチームは、リーダーの独りよがりが多い。

そして、ロジックを積むことが少なく、ラック頼み。

チームを見守る上司のコメントが残念だったりする。

「これを学びとして、次はどんな成長を見せてくれるか、楽しみです」

他人事か。

上司の役割は、具体的に指摘することだ。

「なぜ第2試技の準備で、(当初つけていた)サンバイザーを外したのか。勝算が高まるというどんなロジックがあったのか」

これが「敗軍の将」の言うべき、部下へのコメントだ。具体を考えることでしか、人は成長しない。

負けたリーダーのコメントも残念だったりする。
「やれることはすべてやりました。悔いはありません」

違う。

「やれることではなく、やる必要のあることをやる」

勝つチームはまず、「やる必要のあること」が何かを発見する。それに全力を尽くす。手に入れたい成果から逆算する。自社内にノウハウや知見があるかないかは無視だ。ないなら手に入れる。クオンタムリープが生まれる。非連続な、延長線上にない成果が生まれる。

負けるチームは「できること」をやって、それを無理やり成果につなげようとする。そうすると、自社内にあるノウハウや知見から出発する。延長。つまらない。

フリーランスの発想も、これが大事です。

できること
ではなく
やる必要のあること

を発見し、ないなら探す。

それが、あなたを「他と違う」存在へと育ててくれます。

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