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素敵な「思い」を!
古書店でEXPO’70のお土産用のタバコセット見つけてね。
3つあるんだけどデザイン素晴らしくかっこいいんですよ。
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思わず買っちゃいました。
Facebookコミュニティ(Team Rock being)に「デザインかっこいいよね」って写真あげると、まぁいっぱいコメントがついて。
そのデザイナーの名前を知らなかったんだけど、誰か調べてくれて真鍋博さんとわかった。真鍋博さんと言えば、僕の記憶では星新一さんの『ボッコちゃん』とか『ようこそ地球さん』などの文庫本の装丁差し絵を描いてらした方で、以前から好きなデザイナーさんなんです。
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思いました。この素敵なデザインは、1970年から存在している。つまり今から55年前からずっと存在しているはず。物体として。
でも、ぼくが古書店で出会うまでは、当然のことながらぼくにとっては「存在は無かった」。
「量子もつれ」を解説するNHKスペシャル『量子もつれ アインシュタイン最後の謎』、めちゃくちゃ感銘を受けた。
量子もつれについてはこれまで独学で理解していたんだけど、ダメ押しの2022年ノーベル物理学賞受賞したアラン・アスペ、ジョン・クラウザー、アントン・ツァイリンガーがどういう足跡で量子もつれの存在を実験的に証明したのか、十分理解してなかった。
番組観て(感激のあまり2回観た)、理解した。
そして。
日頃ぼくがずっと言ってきていることが物理実験によって証明された。
・思いは実現する
・経営目標を具体化、できれば数値化し、組織内で共有すれば実現する
・病気を心配するとその病気になる
・心配、不安は捨てる。実現してしまうから
・思いは伝わる
・起こったことはすべていいこと
ぼくはずっと経営やマーケティングに応用してきている。
たとえば、経営では、「今期、会社の銀行口座残高を2倍にする」と決める。
・・・そうなった(1)
マーケティングでは、「商品アイテムを絞り、それが今期最も売れ筋になる」と決めて、さまざまな施策をそれにそって企画し、実行する。
・・・そうなった(2)
「勉強会参加者の人数を企画段階で決める」
・・・その人数が集まった(3)
(1)(2)(3)すべて、到達までの道筋なんて考えない。
ただ、目の前のやるべきことに集中する。
「思う」ということは、「見る」ということと同義であり、スプレッドシートに数値を実績記載しながら「まだ起こっていない未来、たとえば来月」に数値を決めて記入しておく。そうなる。
「量子もつれ」を教えてくれるのは、「だるまさんが転んだ」遊びだ。
鬼になって後ろが見えていない間、実は背中ゾーンで何が起きているのかわからない。友だちのムーミン、スナフキン、カツオ、まるちゃん、花輪くんが本当に後ろに存在しているのか、あるいはムーミンは分身の術使って3人いたりするのかもしれない。カツオはどっか行ってしまっていないかもしれない。わからない。
「だるまさんが転んだ」
と言って後ろを見る。
そこには静止したムーミン、スナフキン、カツオ、まるちゃん、花輪くんが確かに存在する。
しかし、また前を向いて後ろが見えないようになれば、後ろの世界が本当に存在しているのかどうかはわからない。「存在しているという前提」があるのみだ。
素敵なデザインのEXPO’70のお土産用のタバコセットが55年間この世に存在していたにも関わらず、ぼくの世界に存在し始めたのはわずかこの2日前から。
存在はぼくが古書店で「発見」したから生まれた。
アインシュタインは、「すべての物体の動きは計算できる。量子もつれのように、計算できない現象はオカルトであり、オレ、認めないもんね!」と言い切った。大御所がそう言うし、「物理学とは数値で表現できるもの」と教え込まれた物理学界のみんなも「そりゃそうっすよ」と同意した。
『ダイアローグ』で有名なデヴィッド・ボームは34歳の若さで「量子もつれ」について論文を書いたばっかりにあちこちの重鎮から睨まれ、結果プリンストン大学の職を追われ、物理学の世界から追放されてしまった。
ところが量子力学は使える。物理学の人たちはトランジスタや原爆など、実用化して儲けた。でも、その基礎について目を向けることはしなかった。
基礎こそが大事なのに。
では、経営やマーケティングにとっての基礎とは何か。
「思う」こと。
そして、商いはあくまでお客さんが買ってくれてはじめて数値が動く。つまり、お客さんとの「関係」が生じてはじめて商いが成立する。
関係が商いを創っている。
この、「関係」をどう創造していくか。
これを「思う」。
ぼくでいうなら、
JOY+WOW+LOVE and FUNな世界になるような「関係」を「思う」。
2025年、皆さんにとってハッピーな1年になりますように。
素敵な「思い」を!
確実に、実現します。