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ファミリー・ヒストリー・ツアー(家族の歴史をたどる旅)

塾生から相談

(ここから)

私の名刺も作成していただいている
仲良しのまま友さんがいるのですが、
そのお知り合いの行政書士さんが、
家系をたどって毛筆で
巻物の家系図を作成するという
お仕事を始められたのですが

ターゲットをどこに向けていくのか
今後の集客で悩まれているそうで、、

今日リーフレットをもらってサロンに置いたり
興味がありそうな方にお渡ししますねとは
お伝えしたのですが、

私自身パっ!とターゲットになる方の
イメージが湧いてこなくて、、、

とても素敵な方だったので
何かひとつでも力になれればなと思っているのですが、、

どのようなところに需要がありそうかなど
何か知恵をいただけたら嬉しいです
(ここまで)

出張から戻ったばかり、業務山積みということもあり、すぐには浮かばなかったため、

「まずはぼくのコミュニティ(Team Rock being)で訊いてみたら?」

と返球した。

・ターゲットは医師・経営者・士業の方かな
・やはり相続関係かな

・・・など、さまざまコメントがついて、勉強になった。

あらためて、動画とメニューを見てみた。

巻物という「モノ」を納めることで対価(代金)を受け取るビジネスモデルになっている。

顧客が受け取りたいのは

「父方」「母方」またはその両方の遡った家計図の「調査能力」・・・(a)

なのか

美しい毛筆で書かれた家系図・・・(b)

なのか

(a)ならばサービスであり、(b)ならモノだ。

自分の家系図がプリントアウトされた味気ないシート一枚、というのより、美しい毛筆で丁寧に書かれたほうが良い。それはわかる。しかしこうなると、メニュー価格とモノとの比較検討になってしまう。

刺さりたい
もっと。

「あったらいいね」では売れない。
「ないと困る」までするにはどうすればいいか。

かつ、ぼくは何事もジョブ・クリエイション、お仕事創造の視点で考える。

シングルマザーの応援NPO(JW-UP)やってる中で生まれたokami3たちの仕事を生み出せたらありがたい。

そこで考えたのが、次のサービス。

サービスの特徴としては、「生産と消費の同時性」(*)がある。

*高橋徹『電力マーケティング』(一般社団法人日本電気協会新聞部刊)p.121

美容院ではスタイリストが髪を切る(生産)ことで、お客さんはお気に入りのヘアスタイルという価値を手にいれる(消費)。

USJで遊んでいる子どもたちは、USJが用意した体験環境に身を浸すことで、「USJ体験」を自ら「生産」し、同時に「消費」している。

そもそも家系図が気になるというのは、自分の親やそのまた親への愛が出発だ。

ぼくには父がいない。

両親が5歳で離婚、ぼくはオカンに引き取られ、豊中から尼崎へ引っ越した。

以来、一度も父には会ってない。顔も忘れた。写真で見るだけ。

AIが作った5歳のぼくのイメージ(笑)

父は近鉄を脱サラし、鉄工所を起業、繁盛していた。

才能の遺伝があるとすれば、ぼくは父の起業・経営遺伝子を受け継いでいるのかもしれない。

思えば、豊中の新築一戸建て住宅を売却したり、父は鉄工所経営していたから、離婚にあたり、母はかなりもらったはずだが、そういうそぶりは一切見せず、慎ましい生活をしていた。お風呂なしの文化住宅だったからね。

父のことが知りたくなったのは、40歳を超えて、自分も独立起業し、葉山に住んでいた頃だ。

父はどんな人生を歩んだのか

離婚後、福岡へ拠点を移したようだ。

福岡市役所などに問い合わせ、戸籍謄本などを取り寄せた。

父は他界していた。

ぼくには三人、母違いの兄妹がいることがわかった。

せめて墓参りしたい。

しかし、ここから先はいくらやっても進めなかった。

ぼくなら、この、ファミリー・ヒストリーを、「一緒に」調査したい。

そう、メニューに

「一緒に調査する」

というのを加えてはどうだろう。

こうなると、巻物という「モノの販売」ではなく

ファミリー・ヒストリー・ツアー(家族の歴史をたどる旅)

という「体験」になる。

調査そのものが体験になり、そして、父への愛がさらに育まれていく。

いまのぼくより若かった父が何を考え、何に迷い、何に困っていたのか。

知ることはできたりできなかったりするのかもしれないが、その過程こそが大事なツアーであり、価値になる。

行政書士さんならではの調査力も、ぼくにとっては勉強になる。
役所のどこをあたれば答えが出るのか。

こうなると、競合はゼロ。

そして、価格比較もゼロ。

自分の体験だからね。

さらにオプションとして、調査しているファミリー・ヒストリー・ツアーの過程を撮影し、編集し、動画として記録する。ここにokami3の仕事が生まれた。

自分が遡るだけではなく、自分のあとに続く子ども、孫たちに動画を贈る。

このサービスを購入する人がある程度増えたらやりたいこと;

ほかのファミリー・ヒストリー・ツアー(家族の歴史をたどる旅)体験者たちとコミュニティを作る。

ツアーで得たもの
ツアーで気づいた愛の体験

やった者でなければわからない話を交換する。

これはこれで貴重な体験になるはずだ。

どうかな。ぼくなら買う。

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