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手売りが一番強い

22年マーケティング&ブランディングやってきた。その結論。いまの時代、結局「手売り」が一番強いと思ってる。

顔を知ってる誰かを応援したい
どうせ使うなら気持ちよくお金を払いたい

という気持ちが大事になってきてる。だからシステムに巨額の投資をしたところで、販売数が増えることはない。顔も知らない人から買いたいとは思わないからだ。ところが多くの店はその逆を目指してる。逆とは、「匿名」だ。作る人、売る人、代金をもらう人、全部が匿名になっていく。

たとえばあなたがテレビを買いたいとする。家電量販店行って、ずらっと並んでるテレビ。何を基準に選ぶ? 価格、画面サイズ、4K、5Kとかの機能、音質・・・人さまざまだと思うけど、購買理由に「知ってるヤマモトさんが設計したから」というのがあったら、それ、一番にならない? 「ヤマモトさんとは一緒にカヌー乗って遊んだ。彼の人柄はよく知ってる。好みも合う。だったらうちのリビングに置くテレビとしては、これしかない!」→ 強いよね? でも、家電ではあり得ない。車もない。要するに、大企業は匿名なのである。

ところが、大企業がやってる商品に「顔と名前」をくっつけると俄然、有利になる。これからのビジネスチャンスは、「顔を知ってるあの人から買いたい、応援したい」にある。

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le bourgeon みーちゃんは主にインスタで発信しているけど、彼女はMAIDO卒業生で、だからMAIDO仲間はみんな応援している。何かあったらみーちゃんとこ行こう、みーちゃんから何か買おうとしてる。

風来さんはビニールハウス4棟、通常農家の10分の1以下の面積で農業やっておられる。無農薬、無肥料の安心安全野菜だから飛ぶように売れている。石川県能美市から全国へ野菜たちが旅する。源さんこと西田栄喜さんファンが全国にいるからだ。このご時世、食べるものをちゃんとしたい、免疫力を高めたい、という気持ちは大きい。

いま、スーパーマーケットでも野菜は生産者さんの顔を添えるようにしているところが多いけれど、「・・・それで誰?」だよね?(笑) 顔写真があればいいってもんじゃない。物語が添えられていないと。

西田さんの自然栽培きゅうりは一度折ってもくっつく!

手売りの要素を、入れてみよう。

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