超える体験を、BESTYに届けようぜ~「マーケティング・ネオ」実践事例に出会った!
マーケティング・ネオの良い事例が身近にあった。
「売る」を超えてる。
英文法で
vi
と
vt
というのを学んだ。
vi=自動詞
vt=他動詞
たとえば
Goは自動詞
Sellは他動詞
マーケティング・ネオは、すべてを自動詞にするのを目標とする。
お客さん(たとえばSota)を「行かせる」
let Sota go to my shop
ではなく
Sota will go to my shop
あるいは
Sota will come to my shop
となるようにする。
つまり、Sotaが自分の意思で店に来る
ある人が
あと4日
あと3日
明日で終了
あと11時間
あと5時間
あと3時間
あと95分
あと45分
と、メルマガで自分の売りたい商品をあおりまくっている姿を見ていて、
「これはないなあ。兄さん、無粋だよ。ヤボはよそうよ」
と眉をひそめてたので、余計に新鮮、素敵な気づきになった。
他動詞あおりは、ザ・昭和だ。マーケティングではない。
そういえば、今朝ポストに
「オフィス移転のご案内」という封書が届いていて、差出人見たら知らない会社。
開封したら「オフィス移転費用をお安くします」という売り込みレターだった。
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私たちがこのエリアを担当させていただきます。
法人のお客様に特化した、できるだけ安く
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の文章フォントが手書き風で、下に、顔写真と「九州男児、◯◯です」とこれも手書き風フォント
こういうのを平気にノー・パーミションで送りつける精神は「ザ・昭和」、ふだんライブにも映画にも美術館にも博物館にも演劇にも行かない、「時代と呼吸合わせをしたことがないし、これからもしない」人たちなんだろうなあ。
こころが垢だらけになってる。
こういう人たちにこそ、禅的生活をおすすめしたい。
禅的瞑想スイッチを教えてあげたい。
それはそれとして横において、いよいよ本題。
BE:FIRST映画『BE:the ONE -MEANT TO BE-』
観た。
デビューから3年で東京ドームに到着したドキュメンタリー。
ドームライブはアマプラで視聴できるが、この映画はバックヤードやメンバーのインタビューを交えたもの。
この一つ前の映画でぼくはBE:FIRSTに魅了され(昨年夏)、映画館で4回も観た。
以来BE:FIRSTの大ファンであり、BESTYになった。BE:FIRSTファンをBESTYと呼ぶ。さしずめぼくはベス爺。
昨日映画を観るまで、実はこの上映タイミングに疑問を持ってた。
ドームツアーが来月から始まる。
バンテリンドームナゴヤ(ぼくはこれに参戦)、東京ドーム、みずほPayPayドーム福岡、京セラドーム大阪。
チケットはすでに勝負ついてる。すべて完売だろう。
BESTY先行販売、ぼくの周囲で「落ちた」「取れた」の話が出ていたのは一ヶ月前だ。
ドームライブのチケット拡販を目的とするなら、発売前の夏ごろの上映が適切なのではないか。マーケティング的には。
なのに、なぜ、チケット完売が見えているこの時期に映画なんてやるんだ?
映画を観て、このぼくのマーケティング観が「前近代的」だと教えられた。
この映画は「チケット販促」のためなんかじゃない。
BE:FIRSTは「売る」必要なんてない。放っておいても、「売れる」。
BESTYは自動詞で、チケット買う。
BE:FIRSTは「売る」を超えている。
ライブがいよいよ始まる。
スクリーンが左右に開いて、七人がこっちに向かって歩き始めた瞬間、会場のBESTYは泣き出す。
映画館の観客もタオルを目頭に当ててた。
これです。
自動詞の究極の姿。
BE:FIRSTの七人、全員がとんでもなくスキルを上げてる。
人間じゃない、でっかい楽器だ。
歌、うまい。ダンス、うまい。七人の作り出すエンタテイメント空間、最高。
BE:FIRST、BESTY、そしてSKY-HI日高さん、ドームの空間。
これを作り上げるのは並大抵じゃない。
汗
涙
笑顔
根性
野心
つながり
資金
経営能力
マーケティング・ネオのスキル(日高さん)
そして、熱く応援してくれるファンたちBESTY
映画上映は、BE:FIRSTや日高さんが自分たち自身へ放った矢なのではないか?
これを超えようぜ
BESTYも目撃してる。
その直後、新しいドームツアーが始まる。
なぞってたら恥ずかしい。
超える体験を、BESTYに届けようぜ
今週月曜日、「なるなる」こと成嶋祐介さんと話していて「一人がスーパーヒーローになるドラゴンボール型はザ・昭和、仲間でゴールを目指すワンピース型がいまの時代」というヒントをもらった。
BE:FIRSTは七人いてのBE:FIRSTであり、まさにワンピース型。
そういえば、BE:FIRST、『ワンピース』のエンディング主題歌を歌ってる。
マーケティング・ネオ
体系化のため、さらにBE:FIRSTを研究します。