見出し画像

#11 出来ないって本当?

いつも、読んで頂きありがとうございます。
今回の記事は、自分の思い込みが如何に、間違っていたということに、気づいたので、その事を共有したいと思います。


◇出来ないと思っていた

いきなりですが、ルービックキューブを、ご存知ですか?

私は、1面だけなら、何とか揃えれますが、全面は、絶対に無理でした。子どもの時にやったことはありましたが、ハマるまでやってませんでした。
それは、できる気がしなかったからです。ぐちゃぐちゃになって、戻せなくなると、いつも、無理矢理、バラバラに破壊して、パズルのようにして元に戻していました。

あなたは、6面揃えられますか??

できるようになった人は、できるまで、何度もやり続け、そして、体に覚え込ませている人でしょうね。

私は、出来ないと完全に思い込んでいましたし、現に出来た経験が一回もありませんでした。

◇説明書があれば出来た

少し前に、息子がおもちゃ屋にボードゲームを買いに行ったついでに、何故か、ルービックキューブも一緒に買ってきました。懐かしくて、子どもよりも先にテンションが上がってしまいました。でも、出来るのは、1面だけ、やっぱりな!!
諦めかけた時に、えっ!説明書?って何?この通りにすれば、6面揃えられると書いている。まさか!と思い、早速、子どもよりも先に、説明書を読みながら、やってみたら、なんと!6面、揃えれた〜!
嬉しいという思いもありましたが、説明書をみたので、出来て当然という思いもありました。

その後、息子と一緒に何回かやっただけで終わっていました。

◇見てできるは、あたり前ではない

説明書を見たら誰でも出来るは、本当?
小学4年の息子は、説明書を見ても、よくわからず、途中で断念します。
小学生だし、仕方がないで終わらせていましたが、そもそも、説明書を見て、すぐに出来ることは、あたり前なことではないのでは?と疑問に浮かびました。
そのことに気づくと、ジワジワと嬉しくなりました。
見たら出来るやんって、実は、結構、スゴイことだと思います。
これは、自分を褒めたいから言ってるわけではなく、見たことや書いていることを理解して、その通りにするって、実は、あたり前なことではないと思います。あたり前にやってしまえることにこそ、実は、強みや才能が隠されていることもあります。

◇あたり前は、あたり前ではない

あたり前という言葉をよく使いますが、このあたり前ってなんですか?
目が見える、耳が聞こえる、歩ける、食べれる、話せる、など、どれもあたり前に出来ることかもしれませんが、それは、出来ているからあたり前であって、出来ない人から見ればあたり前ではありません。
むしろ、感謝にあたいするぐらい、すごいことなんです。
出来ないと必死になるが、出来るようになると、出来なかった時のことを忘れてしまい、もともと出来ていたような感覚になってしまいます。

◇出来ないと思い込んでいるだけかも

話を戻すと、私は、ルービックキューブは、出来ないと思い込んでいました。これは、間違いのない事実だと思っていましたし、大人になって出来るようになると思っていませんでした。それぐらい、完全に諦めていたことであっても、今回のように、説明書を読んで、理解しながら、すすめていくと、全く諦めていたことが、出来るという体験をすることができました。出来なかったのは、やり方という知識が全くなかっただけでした。

この気づきは、私の中ではとても大きな気づきでした。
そうだったのか!出来ないという決断をしたのは、あくまで自分であって、本当ではないのかもしれないと、疑問を持つことができました。
思い込みで、出来ないと決めつけていただけで、やり方を丁寧に聞いて、見てやれば出来るようになることも、まだまだありそうな気がしていきた。

◇技術を見て学べだけでは、難しい

技術を学ぶ時、私も見て学んできたので、一見普通の指導方法と思いがちですが、見て、学べというのは、ちゃんと伝える方法としては、やはり効率的ではありません。もちろん、見ることも非常に大切ですが、丁寧な説明がより重要だと思います。説明書、マニュアルなどを見ながらでも、結果として、出来たという成功体験を繰り返すことで、出来るという感覚にすることが大切だと思います。
見て学ばせた結果、難しい、出来ないと諦めてしまうことにつながると思います。

見て学べのスタイルは、先程伝えたように、簡単なことでないです。そのため、ふるいにかけるために、あえてこのスタイルにしているという背景もあるかもしれませんので、決してこのスタイルが悪いわけではありません。

どの環境で、どの目的で、どの学び方を選択しているかということを、もう一度考え直すことが、大切だと改めて感じました。

◇最初は、何も出来なかった

誰もが、生まれた時には、ほとんどのことが出来なかった。お世話してもらわないと、生きていけない状態だった。ですが、そんなことは忘れて、あたかも自分だけで生きているという勘違いに陥ってしまいます。出来るようになったのなら、出来なかった時のもどかしさ、悔しさ、苦しさを意識的に、思い出すことで、周りに対して寛容になれると思います。
つい、周りにイライラする場合は、自分中心で考えてしまい、何故、出来ないかを責めてしまいます。誰もがあなたと同じではありません。他から見れば、あなたもまどまだ出来ないことが多くイライラされているのかもしれません。

◇選択するのは、自由

どんな選択をするのか?させるのか?も自由です。あなたがどんな思いで、相手にどうしてほしいかは、あなたの中で考えるのではなく、相手に伝えることが必要です。

(例1)
〇〇さん、今、少し大変な時期かもしれないけど、この時期に考えるという体験をしてほしいから、私からは、アドバンスを減らそうと考えています。ただし、考え方がわからない、考え過ぎて止まることがあれば、すぐに相談しにきて下さい。
(例2)
〇〇さん、今後の方針として、〇〇さんには、このレベルにまでなってほしいと考えています。そのためのやり方や考え方を、少しずつ伝えながら、まずは一緒に出来るようになりたいと考えています。

例1では、一度、ルービックキューブを渡し、自分で考えてやってみてほしいと伝えている感じです。ただし、わからなくなった場合には、いつでも聞ける状態です。

例2では、ルービックキューブを説明書を見ながら、完成するまで一緒にやる感じです。

どちらが正解かどうかは、状況によりますし、どちらも同時にというスタイルもあると思います。

あなたは、どのやり方で伝えていますか?

◇法則を無視している

ルービックキューブには、法則があります。その法則通りにすれば、どんなにぐちゃぐちゃの状態であっても、6面揃えることができます。
揃えることが出来ない場合は、その法則を無視して、自分勝手な法則で動かしているからです。
当たり前の話しかしていませんが、実は、このことを忘れて、気づかずに、出来ないと嘆いてることが私も非常に多いです。

身体のことに関しても、自然の法則に逆らい、自分勝手にしているから、なかなか良くならずに、悩んでいる人をみます。

法則に従えば、時間はかかるかもしれませんが、確実に6面揃えることができるんです。

ぐちゃぐちゃになった、体と心をゆっくりと揃えていきませんか??

法則に従うには、自分の中の思い込みに気づき、手放していく必要があります。私も、自分の思い込みに気づき、少しずつ手放して行っています。

今回も、最後まで読んで頂きありがとうございました。少しでも、考えるキッカケになれば幸いです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?