学級編制と転出入④ 保護者からの要望
以前、学級編制に関する保護者からの要望について少し書きました。
今回は、その要望の是非について。
もし、いじめの加害者・被害者の関係による要望であれば、当然クラスは別にすべきです。
しかし、それ以外にもこんな要望もあります。
「A君は授業中にうるさいとうちの子供が言うので、A君とは別のクラスにしてほしい」
「Bさんは乱暴な性格なので、うちの子と離してほしい」
教師の力量によって、A君・Bさんがこのようになっているのであれば、学校側が大いに反省すべきです。
しかし、そうでない場合も多く、単に自分のお子さんのことだけを考えた要望も散見されます。
では、学ぶ権利があるA君・Bさんは、どこで学べばいいのでしょう。
さらには、それらの子達と離すことが、本当にお子さんのためになるのでしょうか。
排除することは、排除されることにつながる。
私たち大人は、子供達の将来を真剣に考えなければなりません。