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新潟県 粟島 アオマイマイカブリ 採集記 【後編】
2023/3/19~22
岩船郡 粟島村
すっかり後編を書くのを忘れていました。
前編はこちらから↓↓↓
3/21 3日目
粟島の3日目は役場前の鳥居から始まります。
この鳥居の奥の岩場が御神体だそう。
岩場周辺は日本海から入り込んだ海水の池があり、ナマコや鯛が悠々と泳いでいました。
近くに貼られていたナマコの密漁に対する罰金額に驚き…。No smuggling.
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3日目もチャリ移動。またかぁ。
んな訳でその日は粟島を1周しながらマイマイカブリを採ることに。
粟島北部からのスタート。
海風(冬)を感じながら進むが坂のアップダウンがきつい。タイヤの空気も少なかったため脚に響く…
そんな時は1周道路脇にチャリを停めて材割り。
北部の尾根沿いを歩くとマイマイ材もちらほら。
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掘るとすぐ出てくる。
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材の側面や内部のフレーク状の箇所から1匹ずつ丁寧に出てきました。
越冬確定な材からしっかりと出てくるマイマイ…
好き。
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その後単発的にマイマイを採集し林内を進むと…
竹林内に一際大きな木を発見!
朽ちてはいませんが樹皮が所々剥がれており、樹皮下の越冬個体も狙えそう。
自分で剥せる範囲の樹皮は剥がして確認。
やはりいた。アオマイマイカブリ。
樹皮下のフレーク溜まりにて越冬中でした。
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三股に伸びる割と大きめな木なので十分な越冬場所があります。続けて同じく樹皮下に3頭。
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樹皮捲りだけで10個体ほど採集し満足度高め。
1本の木で2桁、良い感じです。
しかし、その木の上部を見ると
煙突状の洞(フレーク溜まり)がある…
絶対あの中入ってるやん…
(南の島ならマルバネやん…)
これは登って確認するのみ、木登りは得意分野。
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樹皮を捲り尽くして表面が滑るし危ない。
慎重に登り続けてやっと洞の内部を確認できる高さまで到達。
中は状態の良いフレークがぎっしりと詰まっている。我慢できず即掘り掘り…
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ビンゴ。ポロポロと連続で出てくる。
フレークの浅い所で越冬しているようです。
(マルバネじゃん)
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危険な姿勢でマイマイカブリを採集したので写真を撮る余裕も無く終わりました。
これ以上は居ないなと諦め、木を降りていく。
最後は高低差のある飛び降りからの着地。
結果、この材から採れたトータルは25匹。
25頭材でした。笑
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その後WBCのメキシコ戦(?)を観戦していた友人と合流し25頭材を当てたと報告。
日本の逆転勝利と25頭材の双方に驚いていました。
3日目でそれなりに数を稼げたこともあり粟島1周に専念します。
小さな島なのに昇り降りが激しく…
おまけにタイヤの空気が少ない為よりしんどい。
天気は申し分なくサイクリング日和。
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ちょうど島を半周した頃まさかのバイオトイレを発見。糞をした後は自力でチャリを漕ぎ、大地へ還元します。
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その後合計4〜5時間かけて島を1周。漕いだ距離は10kmを超えていました。
登り坂はなかなかハードでしたが下り坂が最高でガキの頃に戻ったような気持ちで滑走。
爽快リフレッシュガンギマリ。
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宿に着いた頃は辺りも暗く、豪華な海鮮料理が待っていました。のんべえのオーナーも宿泊客と飲みたいらしく、すぐに酒を持ってきました。
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豪華な島の海鮮料理で採集旅の満足度を上げる。
炊飯器のおかわり自由な白飯も相性抜群。新潟県産を使用しているのもありますが、お米の甘味が強い。どんな炊き方をしたらこんな美味い米になるのか。
この日も友人と炊飯器を空にしました。
旅の醍醐味はやはり飯ですね。
最終日も程よく酔わせて頂き、爆睡。
次の日は朝からWBC決勝を観戦し、ゆっくり宿で休んだのち新潟本土へ渡りました。
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結果私はアオマイマイカブリを70匹強、友人も4〜50匹採集し2人の合計だと3桁超え。
展足は大変だろう。
以下↓↓↓
アオマイマイのピックアップ。
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ムクロはほぼ発達しなく丸っこい感じも好き。
展足もぼちぼち頑張りました。
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佐渡島に続いて粟島。
サドマイマイもアオマイマイも良い虫。
間違いない。
虫も飯も島も全てが楽しい旅になりました。
以上!
粟島 アオマイマイカブリ 採集記でした。