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『優しく、強く』について


noteで募集し展覧会にて展示させていただいた作品のうちの一つです。昨年主催した「記事から絵」のガチ日本画バージョンです。しばらくこのシリーズをアップします。ご紹介記事をアップされてる方のみご本人の記事リンクを貼りますね。清世に日本画頼んだ旨の発信をされてない方の作品はご本人リンクなしで制作の話にとどめますのでご安心ください。

さて、お話をしていきます。


はい、豚汁の絵です。

元の記事はこちら

本を出版されたゆずさん。
この時はまだ出版前か執筆中だったのかな?どうしようと迷った上でご注文してくださいました。とある記事を見て、ご自身も自然に人に配慮できる人でありたい、といった内容です。ざっくり言い過ぎているので本意を感じたい方は上の記事を読んでください

記事自体は短めで、どうしようかな〜と思案した結果どストレートに豚汁に決定。もちろん他の記事も読ませていただいており、諸々通して思ったのが「この方はもうそういう配慮だとか思いやりが出来る方なのでは……?」でした。
謙虚であるところも魅力だと思います。

制作にあたってはエピソードにある豚汁の具材を確認させていただきました。
色はとにかく優しく柔らかく。なんとなく、場を明るく和ませる可愛らしい人というイメージもあったのと、食べ物は美味しそうに!!!と念を込めてあたたかさを出しています。

技術はオーソドックスな日本画です。
デッサンをベースに全体に背景の黄色を引いて描きおこし。木のお椀が素朴でかわいいなと思います。人参の岩絵具の質感もお気に入りです。

謙虚さだとか素直さだとかをご本人と呼応させるよう、あんまり凝ったものや仕掛けを入れないようにしていません。超シンプル!
今になって思えば、かえって自分の画力が試される絵作りをやっちまったなと。お椀の木目などはまだまだ修行が必要だと痛感した作品でもあります。その時々の自分のベストを尽くしているのでご容赦ください。約半年前に制作してるので、いま描いたらもっと上手いかな?なーんて思ってます。

タイトルはゆずさんと元記事そのまんまです。
絵を見ればいつでも柔らかくあったり、踏ん張れるように。
そんな想いを込めています。


ご本人のお受け取り記事はこちら↓

ゆずさん、ありがとうございました!


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清世/画家
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